神奈川工科大学の「静電気を利用したPM2.5の除去」は、講義1回と実験2回で空気浄化の原理を学ぶ高大連携講座です。環境問題への関心を、物理・化学の理解、実験データ、発表資料へつなげられます。受講後の振り返りに資格学習や自分の探究を組み合わせ、総合型選抜・公募推薦で学んだ過程を伝える準備を進めましょう。
静電気を利用したPM2.5の除去で学べることと参加条件
2026年度は5月以降、土日や夏休みの10〜15時に全3回を実施する案内です。対象は協定高校・中等教育学校の生徒で、1チーム6人以内。講義は高校または大学、実験2回は大学で行うため、来校できることが必要です。先生を通じて日程を相談し、公印を押した申込書を学校でまとめて提出します。
講義では大気汚染の背景、実験の目的、計画、装置や注意点を学びます。大学の実験設備を使い、静電気による除去原理と性能を評価し、大学生・大学院生の支援を受けながらデータ整理やグラフの書き方も学べます。受講無料で、交通費・昼食代は自己負担です。
講座後約1か月を目安に高校ごとに振り返りレポートを提出し、成果が認定されると修了証書が授与されます。12月19日に受講成果発表会を開く計画もあり、都合が合えば参加できます。発表会は全員必須の修了条件として紹介されているものではありません。
出典:2026年度高大連携講座・静電気を利用したPM2.5の除去実施要項
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば、除去の前後で得た測定値を比べるとき、実験条件や測定時間をどのようにそろえたかが、考察の根拠になります。大学の指導の下で扱ったデータについて、変化の大きさだけでなく、ばらつきや測定上の限界を確認する方法です。
期待どおりでなかった結果も、原因を考えた記録があれば探究の過程を伝えられます。担当した作業、比較の方法、先生からの助言を受けて見直した点を残しましょう。空気浄化と健康・環境との関わりを調べると、大学で深めたい専門分野も具体的になります。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
物理検定で学ぶ電気の考え方、化学検定の物質への理解、統計検定のデータ分析を組み合わせる方法があります。結果をPythonや表計算で整理し、比較した条件と解釈を図やグラフにまとめると、資格で学んだ知識を使う経験になります。
以下の3大学の2027年度方式は、2026年9月に出願を終えています。12月の発表や出願後の実験結果を、9月時点の実績にはできません。2027年度要項は比較例として読み、これから受講する人は主に次年度以降の出願へ向けて、基礎学力と活動を準備しましょう。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 環境実験を生かす方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 神奈川工科大学・探究活動発表方式 | 実験計画から考察までの過程 | 専願、報告書、発表・面接 |
| 電気通信大学・Ⅲ類 総合型選抜 | 理工学の原理を使った研究と検証 | 現役等、入学確約、研究報告・発表 |
| 東京電機大学・理工学部 AO | 物理・化学とデータを使う探究 | 評定・履修、事前課題、発表 |
神奈川工科大学の2027年度探究活動発表方式は、合格した場合に必ず入学する専願制です。工学部・情報学部と管理栄養学科で実施され、探究の分野自体は限定されていません。要項43ページは「課題発見から分析・考察に至るプロセス」を重視すると説明しています。測定条件、予想と異なった結果の原因、考察の根拠が、その説明に生かせます。
活動発表・面接50%、活動報告書20%、書類30%で評価します。面接約20分のうち発表は約7分。学科別の選抜方針に合わせた資料と、内定後の課題提出も必要です。
出典:2027年度探究活動発表方式要項42〜49ページ(PDF1〜8頁)
電気通信大学Ⅲ類の2027年度総合型選抜は、活動実績の一覧と、高校等で取り組んだ理工学の代表的な研究を活動実績報告書にまとめます。要項7ページ(PDF9頁)は「研究方法と結果」と記載し、関連する基礎的な原理・法則・応用も含めた説明を求めています。空気浄化の研究なら、静電気による除去の原理、比較した条件、測定結果から考えたことを図表とともに説明する準備につなげられます。
2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。共通テストを課さず、一次は書類、二次は約10分の発表と約20分の質疑・口頭試問で選考します。Ⅲ類では、Ⅰ・Ⅱ類のような自己PR映像の提出は求められていません。講座への参加に加え、本人の研究方法と結果を説明できる実績を準備しましょう。
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、金沢大学理工学域物質化学類のKUGS特別入試・総合型選抜は、受験者7人・合格者3人で実質倍率2.33倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、環境への関心を整理し、物理・化学・統計などの資格学習と、実験で生まれた問いを組み合わせて計画できます。受講中の記録をもとに、測定値の整理、グラフ作成、結果と考察の書き分けまで学ぶ方法があります。
活動報告書では、本人の役割、実験条件、結果の解釈、次に調べたい課題を具体化できます。発表や口頭試問では、空気浄化の原理と、その結果から言える範囲を説明する練習につなげます。環境問題への関心を、原理を理解して検証した実績と志望理由へ育てることを支援します。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


