食品ロスや地域の課題に関心があっても、「解決したい」という思いだけでは、方法が見えにくいことがあります。産業能率大学の「社会を動かすマーケティング」は、高校生と大学生が一緒に課題解決へ取り組む授業です。理論を学び、自分の提案を調査で確かめることが、推薦・総合型選抜で伝える実績につながります。
高校1〜3年生が、大学生と全8日間学ぶ
2026年度は高校1・2・3年生を対象とし、参加費500円、5月15日申込締切で案内されました。科目等履修生として、大学生とチームで社会課題を考える授業です。
日程は5月29日、6月5・12・19・26日、7月10日の金曜6回と、7月12・19日の集中授業2回。金曜だけ、集中授業だけを選ぶ形式ではなく、両方への出席が必要でした。
自由が丘キャンパスで学ぶ会場と、金曜はユニコムプラザさがみはら、集中授業は湘南キャンパスで学ぶ会場があり、内容は同じです。修得した単位は、大学入学後に認定するという案内があります。対象となる認定条件は、参加案内と大学の規程で確認しましょう。
「売る」だけでなく、社会の行動を考える
授業では、マーケティングの理論を、学校、病院、NPO、自治体などにも関わる社会課題へ生かします。人がどんな場面で行動するのかを考え、大学生と提案を検討する学習です。
例えば、食品ロスを減らす提案なら、現状を示す資料、誰が困っているか、行動を変えるために必要な情報を分けて調べる方法があります。「啓発すれば減る」と考えた場合も、その理由を説明し、別の方法と比較することが大切です。
これは本人が発展させる探究の例です。チームの提案、自分が調べた根拠、他の人の意見で変わった点を区別して残しましょう。参加したという事実に加え、本人の判断が伝わります。
簿記・統計・情報の知識で、提案を具体化
日商簿記などで費用や収益の基本を学ぶと、提案を続けるための条件を考えやすくなります。統計検定の学習は、利用者の意見や公開調査の集計を読む基礎になります。
情報に関心がある場合は、ITパスポートで情報の扱いやシステムを学び、Pythonで公開データを整理することも一案です。地域ごとの傾向を図表にし、集計対象や期間の違いが結果にどう影響するかを考える方法があります。
資格の知識を、提案の費用、調査方法、分析にどう使ったかまで説明することが大切です。授業の学びをもとに本人が続けた検証を、資料とともに整理しましょう。
探究の方向に合わせて考えたい大学3校
| 大学・方式 | 成果の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の課題発見・提案を志望理由と活動資料へ。高校卒業等の資格、第一志望・合格時入学確約が必要 |
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類/総合型選抜 | 情報技術の分析・制作へ深めた成果を報告。2027年3月卒業見込み等と入学確約が必要 |
| 東京電機大学・理工学部/総合型選抜 | 情報・理工分野の探究を報告書と発表へ。高校卒業ルートは数学・外国語各3.3以上など、併願可 |
慶應SFCの2026夏秋AO要項19ページには「入学後の学習計画」とあります。対象は2027年4月・9月入学です。課題の調査で分かったことと、大学でさらに必要な学びを結びつける準備が考えられます。
本人の志望理由や計画、活動資料などの書類選考後に面接があります。大学で学ぶための日本語または英語の能力も必要です。志願者を客観的に知る2人の評価者による評価があり、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項8・10・18〜20ページ
情報技術への関心が深まった場合、電気通信大学Ⅱ類も比較できます。活動実績報告書や3分間のPR動画などを提出し、書類選考後に発表と面接・口頭試問があります。社会課題の提案だけでなく、本人が取り組んだ情報処理や分析の内容を説明することが必要です。
東京電機大学理工学部は、一次の課題・活動報告書等と、二次のプレゼンテーション・面接で評価します。高校卒業による出願は数学・外国語各3.3以上が必要です。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、理数科や工業・総合・情報等の学科は別の履修条件を確認してください。
以上は2027年度要項を使った準備の比較例です。受講や資格に一律加点が付くという説明ではありません。本人の受験年度と提出期限を確認し、出願後に取り組んだ成果を過去の実績にせず、翌年度以降も見据えて活動を続けましょう。
数理・情報の志望なら、理系推薦も選択肢に
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。経営分野や授業の参加選考とは別の実績です。本人の関心が数理・情報へ深まるなら、資格、分析・制作、基礎学力を高校1・2年から育て、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで課題解決の提案を推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。関心に合う企画への応募準備から、必要な資格や数学・英語の学習、活動で調べたい問いを整理できます。
受講後は、調査の根拠、本人の担当、提案を修正した理由を確かめ、データ分析や報告へ発展させます。そこから、大学で深めたい学問を志望理由書へ結びつけ、面接では実現の条件や分析の限界も説明できるように準備します。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・発表・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


