身延山大学の「高大連携授業特別科目等履修生制度」は、附属身延山高校の2・3年生が、大学生と一緒に通常授業を学ぶ制度です。大学の授業を継続して履修し、単位の修得へ取り組めることが特徴です。授業から生まれた問いを自分の調査や考察へ広げ、総合型選抜・公募推薦で伝える学習実績を育てましょう。
身延山大学・身延山高校の高大連携授業特別科目等履修生制度で学べることと参加条件
大学が2026年10月に公表した自己点検評価書で、現行の制度として説明されています。対象は、学ぶ意欲のある附属身延山高校2・3年生です。2023年度に始まり、高校在学中に大学の教育・研究へ触れ、より深く学ぶ機会を設けています。
同評価書が記す2025年度の実績は、開設8科目、高校3年生1人が1科目を受講したという内容です。倫理学、歴史学、心理学、手話などが開講科目表に載っています。これは2025年度の記録であり、2026年度に同じ人数や科目で実施したという意味ではありません。当年度の募集・科目は学校で確認しましょう。
単位修得者には単位修得証明書、履修したものの修得できなかった人には修了証明書が発行されます。単位を修得した人が身延山大学へ入学した場合は、申請に基づいて大学の単位として認定されます。履修・修了と、単位を修得した事実を区別して記録しましょう。
出典:令和8年度自己点検評価書(2026年10月)59ページ
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば、倫理や歴史の授業で気になった問題から、異なる立場の文献を読み、根拠や時代背景を比べる活動が考えられます。手話や福祉に関心を持った場合は、情報の伝え方や地域での支援など、調べる問いを具体化する方法があります。
授業を受けた事実に加え、何を疑問に思い、自分でどう調べたかを残すことが大切です。ノート、参照した資料、考察をまとめたレポート、発表への助言などを整理しましょう。教員の説明と本人の考えを分け、授業の前後で理解がどう変わったかを説明できるようにすると、学習の積み重ねが伝わります。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
英語などの資格学習を文献を読む基礎へ、情報系の資格学習を資料の整理や発表資料の作成へつなげる方法があります。地域の人口や施設に関するデータを調べるなら、統計検定で学ぶ集計や比較の考え方も生かせます。
以下の2027年度要項は方式の比較例です。筑波大学・南山大学の該当方式は2026年9月に出願を終えています。その後の授業や調査で得た成果を、9月時点の実績にすることはできません。高校1・2年生は主に翌年度以降を見据え、資格と継続した学びの両方を準備しましょう。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 学びを生かす方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 身延山大学・自己スタイル入学試験 | 授業の経験と学び続けたい理由 | 学習意欲、自己表現書、書類・面接 |
| 筑波大学・人文学類 AC入試 | 思想・歴史の問いと資料の考察 | 最近2年以上の活動、根拠資料・口述 |
| 南山大学・人類文化学科 プレゼンテーション型 | 言語・文化などのテーマ調査 | 書類、小論文、発表・質疑 |
身延山大学の2027年度総合型選抜・自己スタイル入学試験は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。学習意欲があり、大学の教育方針を支持して、同大学で勉強することを特に希望する人を受け入れます。
要項7ページの「自己表現書」は、調査書等とともに提出する書類です。大学の授業で関心を持ったこと、その後に調べたこと、学び続けたい理由を本人の経験から説明する準備が考えられます。選考は書類審査と面接審査で、オンラインの面接も選べます。2026年9月1日〜2027年3月23日に出願を受け付け、年末年始の休止期間を除き、試験日は相談の上で決まります。
筑波大学の2027年度AC入試要項5ページ(PDF5頁)は、継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するとしています。人文・文化学群人文学類の求める活動に合わせ、思想や歴史に関する自分の問い、資料を調べて考えを深めてきた過程を説明する方法が考えられます。
対象は最近2年間またはそれ以上にわたる活動です。受講の前後を含め、自分が取り組んできた過程を整理しましょう。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、共通テストは不要です。自己推薦書・活動経過報告書・根拠資料等による一次選考の後、面接・口述試験があります。
南山大学人文学部人類文化学科の2027年度総合型入試・プレゼンテーション型は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。専願ではありませんが、総合型入試内は1学科・1試験型への出願となります。
一次は志望理由書・自己推薦書等の書類審査、二次は小論文60分と、日本語による発表10分・質疑10分です。発表では文化人類学・考古学・哲学・言語学のいずれかに関する具体的なテーマを調べ、自分の考えをまとめます。講座で生まれた問いを文献で確かめ、説明する準備が考えられます。
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、大学の授業で関心を持ったテーマをもとに、資格学習や文献調査、本人の探究を組み合わせる準備を支援します。何を確かめたいかを絞り、資料の出典や対象を確認し、読んだ内容と自分の考察を分けてまとめられます。
志望理由書では、授業で学んだこと、調べても残った疑問、大学で深めたい専門分野をつなげます。活動資料や面接では、資料を選んだ理由や、考えを見直した過程を説明する練習へ。先取りして学んだ経験を、自分から学び続けた実績へ育てることを支援します。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


