デッサンは、描いた枚数だけでなく、何を見て、助言から何を直したかが大切です。東北生活文化大学のデッサンセミナーでは、高校1・2年生が静物を描き、講評を受ける2日間を学べます。制作前後の変化と、本人が判断した理由を残すことが、推薦・総合型選抜で表現を伝える準備になります。
高校1・2年生向け、2日間の制作と講評
宮城県の2026年度シラバスは、後期のデッサンセミナーを2027年3月25・26日に予定しています。会場は東北生活文化大学、各日9〜17時の対面講座で、受入人数は40人、受講料は無料です。
1日目はガイダンス、デッサンの技法、静物の制作、講評会。2日目も静物を制作し、講評を受ける計画です。鉛筆による基礎的な描写を通して、道具の使い方や、ものの見方、制作に取り組む集中力等を学ぶ案内です。
同じ対象を見直し、講評後の制作へつなげられることが、この講座で考えたい学びです。
出典:宮城県・東北生活文化大学2026年度デッサンセミナーシラバス
対象と持ち物、学校を通じた申し込みを確認
対象は高校1・2年生です。県の共通要項は県内高校生向けの事業とし、高校を通じて希望者を募り、県が大学へ名簿を提示する仕組みです。参加を考える場合は、在籍校で募集や手続きを確かめる必要があります。
デッサン用具や昼食は持参し、デッサン用紙、カルトン、クリップ等は大学が用意します。受講料が無料でも、道具等の準備は別に考えておきましょう。
高校生の成績評価は行わず、良好な受講状況なら修了証書を交付できるとしています。これは、作品の入試評価や大学の単位取得が自動的に決まるという意味ではありません。
講評を受けた作品と、その後の自主制作を分けて記録
下描き、制作途中の写真、講評で指摘された点、描き直した理由を並べておく方法があります。例えば、形の捉え方を変えたなら、どこを見直すと立体感が変わったか、自分で説明してみましょう。
講師から教わった内容と、本人が試した工夫を区別することが、作品資料を正確に作る基礎になります。講座で取り組んだ課題作品と、自分で発展させた作品も分けて残しましょう。
資格の知識を、制作や表現の比較へ使う
色彩に関する検定学習を配色の検討へ、CGや画像処理の学習を試作の比較へつなげる方法があります。情報を扱うデザインに関心があれば、統計検定でグラフの読み方を学ぶことも選択肢です。
Pythonで画像や公開データを扱う場合も、何のための分析で、表現をどう改善したいかを示しましょう。資格、作品、本人の考察を結びつけることが目標です。これらは本人が発展させる例で、セミナーの共通課題という説明ではありません。
学びを生かして考えたい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 制作との接点と主な条件 |
|---|---|
| 広島市立大学・芸術学部/総合型選抜 | 自己推薦書と作品ファイル、専攻別の実技・課題・面接等。高校卒業・見込み等、入学確約 |
| 沖縄県立芸術大学・美術工芸学部/総合型選抜 | 専攻に合う作品・活動資料を説明。高校卒業・見込み等、入学確約、指定共通テスト受験 |
| 東京造形大学・造形学部/総合型選抜(自己アピール) | ポートフォリオと発表で制作を伝える。所定の卒業資格等と入学時18歳以上、入学確約 |
広島市立大学の2027年度要項1ページは、自らの考えを「作品や言葉によって表現」できる人を求めています。講評前後の作品や試作を見比べ、自分の判断がどう変わったかを説明する準備が考えられます。
高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、入学確約が必要です。自己推薦書・作品ファイルに加え、専攻によって小論文、実技、課題作品、面接等で評価し、共通テストは利用しません。提出する活動や作品は本人のものであることが必要です。
出典:広島市立大学・2027年度要項1〜2・12・16〜19ページ
沖縄県立芸術大学も、高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、入学確約が必要です。絵画は課題作品と小論文・面接、デザインは自己アピール資料と小論文・面接など、専攻ごとに内容が異なります。
美術工芸学部では合格後にも指定の共通テスト科目の受験が必要です。国語・外国語・指定の選択1科目を準備し、未受験や科目に0点がある場合は合格取消の可能性があります。音楽学部の扱いと混同しないようにしましょう。
東京造形大学は、所定の卒業資格等に加え、2027年4月1日に18歳以上であることと入学確約が必要です。作品・活動をまとめたポートフォリオによる書類審査と、5分程度の自己アピールを含むプレゼンテーション選考を行います。
ポートフォリオでは、基礎的能力と専門的能力の資料が必須です。資格・検定等の証明は、その他の活動として任意提出できます。作品が自主制作か学校等の課題か、共同制作なら自分の担当はどこかも明示します。資格と作品、制作の過程を関連づけて伝えることが大切です。
各方式は2027年度要項による比較例です。2027年3月25・26日の講座は、2026年秋の出願が終わった後となります。主に2028年度以降を見据え、実際の提出期限までの本人の制作を準備しましょう。受講歴だけで一律加点や合格が保証されるわけではありません。
推薦・総合型には比較的落ち着いた倍率も
2026年度の広島市立大学芸術学部美術学科日本画専攻の総合型選抜は、受験者7人・合格者3人で実質倍率2.33倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
作品制作、資格、基礎学力を早くから育て、入試の条件と自分の表現に合う大学を比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラムの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、推薦で伝える実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。表現したいテーマに合わせ、資格で学ぶ知識や調査を、本人の制作と関連づける準備から支えます。
受講後は、講評の記録と作品を振り返り、助言を受けた内容と本人が考えた工夫を整理します。デザインでデータやプログラミングを用いる場合は、見せ方の比較や制作の検証も、本人の関心に合わせて考えられます。
出願時には、作品を選んだ理由、制作意図、試行錯誤を説明する資料を準備します。本人作成の規定に沿って志望理由を深め、作品を使った発表や質疑応答を練習する指導です。
スキルパスはオンラインの個別指導で、資格対策、活動の整理、大学別の志望理由書・発表・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


