ものつくり大学と大宮科学技術高校の「ウェルカムアーチ」製作は、提案、大学教員の講評、改良を重ねる高大連携プロジェクトです。見た目のデザインに加え、構造や設置する場所の条件を考えます。総合型選抜・公募推薦へ生かすなら、完成品だけでなく、どのような制約を考え、案を直したかを説明することが大切です。
ものつくり大学×大宮科学技術高校のウェルカムアーチ製作プロジェクトで学べることと参加条件
大学の2026年7月16日付報告では、7月10日に大宮科学技術高校建築デザイン工学科の課題研究の第2回打合せを行っています。第1回の助言を受けて案を改善した高校生4人が、それぞれ発表しています。学校の課題研究を通じた取組で、一般の高校生が個人応募する公開講座ではありません。
大学教員は、安全性とデザイン性の両立について講評しています。作品のコンセプトを大切にしながら、構造上必要な部材も表現へ生かす考え方を学ぶ内容です。助言を受け、どの条件を考えて設計を変えたかを残すことが、本人の学びを伝えます。
文化祭での披露と、11月の氷川神社での展示を目指す計画が記されています。設置場所では、通行する人や地面へ固定できる方法など、条件に合わせた検討が必要です。この報告は7月時点の打合せであり、予定される展示を完成済みの成果として扱わず、実際の制作・発表の記録と区分しましょう。
出典:2026年7月16日・大宮科学技術高校ウェルカムアーチ製作第2回打合せ報告
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
活動資料には、最初の案、講評で指摘されたこと、変更案、その変更を選んだ理由を並べる方法があります。高校生と教員、施工会社などの助言や担当を分け、本人が判断した範囲を示しましょう。
デザインの意図と、物理・数学の根拠を結び付けて説明することが重要です。模型で形を比べたり、条件をそろえた計算を試したりする場合も、何を確認でき、実物の安全性について何がまだ分からないかを残します。実際の設計・施工や安全確認は、学校・専門家の指導の下で進める必要があります。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
物理や数学の学習は、力、変形、図形、寸法の理解へつなげられます。情報・CAD等の資格学習を図面やモデル作成に生かし、統計検定を測定結果の違いの読み取りへ結び付ける方法もあります。資格で学んだ内容を、本人の設計や検証で使うことが大切です。
以下は、制作を理工学・情報の研究へ発展させた場合の2027年度方式の比較です。電通・東京電機は2026年9月、工学院は10月に出願を終えています。11月の展示を、それより前の締切時点の実績として提出することはできません。提出時点までの設計や研究を整理し、今後の活動は翌年度以降の準備にもつなげられます。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 制作から発展させる方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・Ⅲ類 総合型 | 構造・力・形の理工学研究 | 現役等、入学確約、原理・方法・結果 |
| 工学院大学・情報学部 探究成果活用型 | モデルや計算を使う理数探究 | 現役等、評定、探究・発表経験 |
| 東京電機大学・理工学部 AO | 設計から生まれた理工学の問い | 評定・履修、課題・発表・口頭試問 |
電気通信大学Ⅲ類の2027年度総合型選抜では、高校等で取り組んだ理工学の代表的な研究を報告します。要項7ページ(PDF9頁)は「研究方法と結果」と記載し、原理・法則や応用を含めて説明することを求めています。制作で検討した構造や力、形と部材の関係を、計算や模型で確かめる理工学の研究として深めた場合に、考察を伝える準備が考えられます。
2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。共通テストはなく、一次は書類、二次は約10分の発表と約20分の質疑・口頭試問です。Ⅲ類では自己PR映像の提出はありません。
工学院大学情報学部の探究成果活用型は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と学内外発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。全体評定は普通科・理数科3.2、専門学科3.5以上です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上となります。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答です。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、愛媛大学工学部工学科・機械工学コースの総合型選抜Ⅰは、受験者6人・合格者3人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、制作で直面した疑問から本人の研究課題を絞り、物理・数学・情報などの資格対策と基礎学習を組み合わせます。図面や模型、計算、プログラムによる検証のうち、問いに合う方法を選び、原理と結果を説明できる活動へ進みます。
成果資料では、班全体の制作と本人の担当、助言、改善の判断を分けて整理します。志望理由書では、ものを作る中で解決できなかった問いを、大学の工学や情報の専門分野へつなげます。発表・口頭試問では、条件を変えるとどうなるか、方法の限界は何かにも答える練習を重ねます。制作の経験を、考えた根拠と検証の過程が伝わる研究実績へ育てることを支援します。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


