九州医療科学大学のさくらサイエンス合同研修は、延岡高校とタイの高校の生徒が、実験から英語での成果発表まで取り組むプログラムです。実験で専門知識を学び、その内容を英語で共有する機会になります。総合型選抜・公募推薦へ生かすなら、班の成果と本人の担当を分け、原理や考察を説明できる準備が大切です。
九州医療科学大学のさくらサイエンス合同研修で学べることと参加条件
大学の2026年10月21日の報告は、宮崎県立延岡高校のさくらサイエンスプログラムによる合同研修を紹介しています。来日したタイの高校生15人が、延岡高校の生徒とともに大学で学んだ事例です。15人はタイ側の人数で、研修全体の参加人数ではありません。
参加者は3班に分かれ、生命医科学科の教員の指導の下、それぞれの実験テーマへ取り組んでいます。説明は英語で行い、最後にPowerPointへまとめ、英語で発表しています。大学生・大学院生も学習を支援しています。実験した内容を整理し、相手に伝えるところまで取り組む構成です。
最後には学長から修了証が授与されています。大学で紹介された研修は1日の実験・発表の事例であり、全員が同じ複数日課程を修了したという説明ではありません。対象は延岡高校とタイの高校の連携で、一般の高校生が随時応募できる制度ではないため、学校で参加の扱いを確認しましょう。
出典:2026年10月21日・タイと延岡高校の合同さくらサイエンス研修報告
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
実験の記録には、目的、学んだ原理、本人の担当、結果、そこから考えたことを整理できます。英語で伝える際に説明を工夫した点や、質問から気付いた疑問も残しましょう。
実験結果を英語に訳したことに加え、なぜその結論を述べたかを説明することが重要です。例えば、結果の違いを文献で調べ直し、測定条件や解析方法がどう関わるかを考える方向があります。教員や大学院生の助言と、本人が追加で確かめた内容は区別して記録しましょう。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
生物・化学の学習を実験の原理へ、統計検定をデータの比較へ、英語の資格学習を資料の読解と発表へつなげられます。表計算やPythonで結果を整理する場合は、元データと処理方法を残すと、説明の根拠になります。
以下は2027年度方式の比較です。紹介する3校の該当方式は2026年9月に出願を終えています。10月に紹介された研修の成果を、本人が9月の出願時点で完成していた実績と決め付けることはできません。実際の活動日と提出期限を照合し、今後の活動は主に翌年度以降の準備へつなげましょう。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 研修から発展させる方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 筑波大学・生物学類 AC入試 | 生命への問いと継続研究 | 最近2年以上、経過・根拠資料 |
| 電気通信大学・Ⅲ類 総合型 | 実験の原理・測定・解析 | 現役等、入学確約、代表理工研究 |
| 東京電機大学・理工学部 AO | 生命・医療等の理工学の問い | 評定・履修、課題・発表・口頭試問 |
筑波大学の2027年度AC入試要項5ページ(PDF5頁)は、継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するとしています。生命環境学群生物学類の求める活動に合わせ、からだや生命への関心から問いを立て、資料や観察を使って考察を深めた過程を説明する方法が考えられます。
対象は最近2年間またはそれ以上にわたる活動です。受講の前後を含め、自分が取り組んできた過程を整理しましょう。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、共通テストは不要です。自己推薦書・活動経過報告書・根拠資料等による一次選考の後、面接・口述試験があります。
電気通信大学Ⅲ類の2027年度総合型選抜では、高校等で取り組んだ理工学の代表的な研究を報告します。要項7ページ(PDF9頁)は「研究方法と結果」と記載し、原理・法則や応用を含めて説明することを求めています。医療・福祉の課題から、機器の仕組みや測定・データ解析に関する問いを、自分の研究として深めた場合に、考察を伝える準備が考えられます。
2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。共通テストはなく、一次は書類、二次は約10分の発表と約20分の質疑・口頭試問です。Ⅲ類では自己PR映像の提出はありません。
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、京都工芸繊維大学工芸科学部・応用生物学域応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、実験で関心を持った問いを整理し、生物・化学・統計・英語などの資格対策と基礎学習を組み合わせます。文献で原理を確かめ、数値の比較や図表づくりへ進み、本人が方法と結果を説明できる準備を支援します。
成果資料では、班全体の成果と本人の担当、英語で工夫した説明、追加調査を区別します。志望理由書では、実験で残った疑問を大学の生命科学や計測・分析の学びへつなげます。発表・口頭試問では、結果からどこまで言えるか、ほかの条件ではどうなるかにも答える練習を重ねます。実験と国際交流を、本人の考察と行動が伝わる研究実績へ育てることを支援します。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


