自治医科大学の「地域医療プレ体験キャンプ」は、高校生コンテストの入賞者が、講義・実習・討論・研究室見学を通じて学ぶ宿泊型プログラムです。地域医療について考えたことを、実際の医療や研究に触れて深める機会になります。総合型選抜・公募推薦へつなげるなら、参加した事実に加え、体験から何を問い直したかを説明できる準備が大切です。
自治医科大学の地域医療プレ体験キャンプで学べることと参加条件
2026年は7月30〜31日の1泊2日で実施されました。初日は模擬講義、医療の体験実習、表彰式、教員や学生との交流、寮の見学を行いました。翌日はグループ討論、研究室見学、シミュレーター等の体験を行っています。応募作品で考えた地域医療を、複数の学習場面から見直す構成です。
参加につながるコンテストは、高校生と高専3年生までが対象です。2026年のテーマは10年後の自分と地域医療で、3月9日〜5月14日に小論文1200字以内か、90秒以内のプレゼンテーション映像を募集しました。応募者本人の未発表作品で、グループ応募や生成AIの使用は認めない条件です。
キャンプは入賞者を招待するもので、一般の申込者全員が参加する制度ではありません。入賞者のキャンプ参加は必須で、交通費・宿泊費は大学が規定に基づき負担する案内でした。紹介しているのは2026年の制度と実施例です。
出典:2026年度高校生コンテスト募集要項・地域医療プレ体験キャンプ
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
参加前に考えた地域の医療課題について、講義や討論で理解が変わった点を記録しましょう。例えば、医療を受けるまでの移動、情報の伝わり方、医療機器の役割など、一つの論点を選んで資料を調べる方法があります。
応募時の考え、体験で知ったこと、その後に自分で確かめたことをつなげると、学びの連続性が伝わります。医療機器を体験した場合も、操作した感想だけでなく、何を測るのか、どの原理を使うのかを調べられます。実習は専門家の指導下の体験であり、医療業務を行う資格とは別です。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
生物・化学をからだや検査の理解へ、物理を計測機器の原理へ、統計検定を地域や健康に関するデータの読み取りへつなげられます。情報分野の学習と組み合わせ、数値や資料を整理する方法も考えられます。
以下は、関心が生命科学や医工学へ広がった場合の2027年度方式の比較です。医学科で医師を目指す場合は、医学科固有の入試条件を別に確認する必要があります。各校の該当方式は2026年9月に出願を終えています。7月の体験と、その後に行った調査を時期ごとに整理し、未来の成果を既得の実績にしないことが大切です。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 体験から発展させる方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 筑波大学・生物学類 AC入試 | 生命への問いと継続研究 | 最近2年以上、経過・根拠資料 |
| 電気通信大学・Ⅲ類 総合型 | 医療機器・計測・解析の研究 | 現役等、入学確約、代表研究 |
| 東京電機大学・理工学部 AO | 医療の課題を理工学から考察 | 評定・履修、課題・発表・口頭試問 |
筑波大学の2027年度AC入試要項5ページ(PDF5頁)は、継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するとしています。生命環境学群生物学類の求める活動に合わせ、からだや生命への関心から問いを立て、資料や観察を使って考察を深めた過程を説明する方法が考えられます。
対象は最近2年間またはそれ以上にわたる活動です。受講の前後を含め、自分が取り組んできた過程を整理しましょう。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、共通テストは不要です。自己推薦書・活動経過報告書・根拠資料等による一次選考の後、面接・口述試験があります。
電気通信大学Ⅲ類の2027年度総合型選抜では、高校等で取り組んだ理工学の代表的な研究を報告します。要項7ページ(PDF9頁)は「研究方法と結果」と記載し、原理・法則や応用を含めて説明することを求めています。医療・福祉の課題から、機器の仕組みや測定・データ解析に関する問いを、自分の研究として深めた場合に、考察を伝える準備が考えられます。
2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。共通テストはなく、一次は書類、二次は約10分の発表と約20分の質疑・口頭試問です。Ⅲ類では自己PR映像の提出はありません。
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、京都工芸繊維大学工芸科学部・応用生物学域応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、地域医療への関心を具体的な問いに整理し、教科・資格対策と、自分で資料を読み考える活動を組み合わせます。応募作品は本人が要項に従って作成し、受講・体験後は、疑問を一つ選んで文献や公開データを調べる計画へ進みます。
活動報告では、本人の考えの変化と追加の調査を区別して記録します。志望理由書では、医療への関心を大学で学びたい生命科学や医工学などの専門分野へつなげます。発表・口頭試問では、原理や分析の方法、結論の限界への質問に答える練習を重ねます。体験を通じて生まれた問いを、学習と探究の継続が伝わる実績へ育てることを支援します。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


