高校生のうちに大学の授業を学び、その経験を進路選択へつなげたい。植草学園大学の「高大連携校科目等履修生制度」は、課題や修了試験に取り組み、大学の単位修得を目指す制度です。受講して何を考え、どこを学び直したかまで伝えることが、面接や志望理由の準備になります。
2026年は18人が、課題と修了試験に挑戦
大学の2026年8月の報告では、18人の高校生が参加しています。心理学、教育学入門、音楽基礎の指導を受け、課題や修了試験に取り組み、8月23日の修了式で成績証明書を受け取ったと紹介されています。
参加を考える場合は、在籍校が対象となるか、履修できる科目や学年、申込方法を高校と大学に確認しましょう。通常のオープンキャンパスや単日の授業体験に参加するだけで、単位を修得する制度ではありません。
受講と単位修得が、出願条件になる方式も
2027年度の高大連携授業体験型選抜は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等の共通資格に加え、この制度で授業を受講し、単位を修得した人が対象です。受講したことと、単位を修得したことの両方が必要です。
対象は発達教育学部と保健医療学部で、看護学部では実施しません。発達支援教育学科5人、理学療法学専攻3人、作業療法学専攻3人を募集し、他大学との併願が認められています。
正式要項10ページには、面接で「体験授業を通して、学んだことについて」とあります。課題で考えたことや、理解が変わった点を、大学で学びたい理由と結びつける準備が対応します。
15分の個別面接100点で、志願理由書、調査書、当日記入する面接資料は参考資料です。1期は一次通過後に課題が送られます。2027年度方式の出願書類の締切は、1期が2026年9月11日、2期が10月15日必着で、既に終了しています。
資格と、授業で深まった問いを組み合わせる
例えば、学んだ心理や教育のテーマを、公開資料や文献で調べ直す方法があります。統計検定の知識を図表の読み取りへ、英語を外国語資料の理解へ、ITパスポートやPythonを資料の整理・可視化へ生かす準備も考えられます。
授業で教わった内容、本人が調べた結果、そこからの考察を分けることが大切です。成績証明書だけでなく、本人の課題や振り返りも保存し、進学してさらに学ぶ必要性を説明できるようにしましょう。
本人の関心に合う、大学3校の比較例
| 大学・2027年度の方式 | 学びの生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 植草学園大学・発達教育/保健医療学部・高大連携授業体験型 | 高校卒業等に加え、制度の受講と単位修得が必要。面接で学びを説明、他大学併願可 |
| 横浜国立大学・教育学部/総合型専門領域枠 | 教職セミナー等の証明が必要。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等、全体3.5以上、教員志望と入学確約 |
| 宇都宮大学・共同教育学部理科/総合型A一般 | 教職と理科の関心を発表。2027年3月卒業見込み等の現役、学習成績概評B以上、入学確約 |
横浜国立大学の専門領域枠は、全国の教員養成系大学・学部や教育委員会の教職セミナー等の受講証明、または高校等の教職コース等の履修・単位修得が必要です。一般の心理・教育科目を履修すれば自動的に該当するとはせず、資料と実施内容を出願先へ確認しましょう。
書類と小論文による一次選抜後に面接があり、共通テストは不要です。英語・美術・保健体育には追加資料の条件があります。地域教員希望枠とは活動や就職希望の要件が異なります。
理科教員を目指す人なら、宇都宮大学の理科も比較例です。講義レポートと、本人が取り組んだ理科の活動報告に基づく発表・面接で選考し、共通テストは不要です。教育への関心と併せて、自然科学を探究した経験も育てる必要があります。
出典:宇都宮大学・2027年度要項24〜25・36〜37ページ
以上は2027年度要項による比較です。実際の受験年度の条件を確かめ、出願後に得た単位や成果を遡って提出せず、高校1・2年から計画を立てましょう。受講歴に他大学共通の加点が付くという意味ではありません。
理数系の教員を目指す場合の推薦例
2026年度の横浜国立大学教育学部自然・生活系教育コース技術専門領域の総合型選抜・専門領域枠は、受験者11人・合格者6人で実質倍率1.83倍でした。植草学園大学の倍率とは別の結果です。
資格、教職体験、本人の探究、基礎学力を早くからそろえ、自分の専門と条件に合う国公立大学も比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで先取りの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と推薦で伝える実績の組み合わせ方を熟知しています。応募前から、高校で履修できる内容や受験年度を整理し、学ぶ目的と、必要な英語・数学等の資格・教科学習を結びつける準備を支えます。
受講後は、課題、本人の考察、証明資料を整理し、公開データの分析や教材の試作等へ発展させる方法も考えます。出願時には大学ごとの条件を確認し、何を学び、次に何を深めたいかを、志望理由書や発表・面接で本人が説明する練習を重ねます。
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