大手前大学の大学体験授業は、関心のある分野の授業を1日受け、理解度チェックにも取り組むプログラムです。2026年度の受講修了証は、2027年度の総合型選抜「授業体験方式」につながります。
授業で得た疑問を、資格と本人の調査・制作へ発展させ、推薦で説明できる実績を育てましょう。受講による出願の条件と、本人が深めた学びを分けて準備することが大切です。
1回90分の授業を、1日のプログラムとして受講
2026年の主な開催日は、5月24日、6月21日、7月26日、8月23日、9月27日です。学部や授業によって実施日が異なります。受講料は無料です。
対象は高校3年生または中等教育学校の最終学年で、4年制高校は4年生です。5月のみ高校1・2年生も参加できます。専修学校の高等課程は対象外で、通信制高校を併修する場合は大学への相談が必要です。
西宮夙川キャンパスでは原則として3限目まで、大阪城キャンパスでは4限目まで受講する構成です。開始前と終了後のオリエンテーションも必要で、理解度チェックの時間は授業ごとに異なります。
建築や造形、地域、経営、栄養、看護などの分野から授業を選べます。経営学部には、マーケティングや会計の視点から、企業や商品、価格の仕組みを考える内容が案内されています。
授業を選び、実際に学び、理解を確かめるところまでがプログラムです。授業体験方式を考える場合は、志望学部の授業を受ける必要があります。また、受講成績を翌年度へ持ち越すことはできません。
経営・地域の疑問を、本人のデータ探究へ
例えば、商品の人気や価格に関心を持ったなら、公開データと自分の観察を使って、対象や条件による違いを比べる探究が考えられます。いつ、何を、どの範囲で比べたかを記録し、結果の根拠を残しましょう。
地域に関する授業なら、人口や交通、観光に関する資料を整理し、地域の特徴を図にする方法もあります。情報分野にも関心があれば、集計や可視化の処理を自分でプログラムにする発展が考えられます。
統計検定の学習は比較やグラフの読み取りに、ITパスポートなどの学習はビジネスと情報管理の理解に生かす準備ができます。本人が学んだ知識で、何を調べ、どのように考えたかまで説明できるようにしてください。
これらは受講後に本人が取り組む例です。大学の授業で教わった内容と、自分の調査・分析・制作を分けて残すことが、進路や志望理由を考える準備につながります。
授業の学びから考える大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 受講・成果の生かし方 | 主な条件・選考 |
|---|---|---|
| 大手前大学・総合型授業体験方式 | 2026年度の受講修了証を出願へ | 受講した学部、所定のエントリー・出願、出願以降は専願、学部別の選考 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 本人の情報系分析・制作を活動資料へ | 現役等、入学確約、数学・情報CBT、発表・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 集計や可視化の試作を課題・活動報告へ | 数学・外国語各3.3以上、課程別履修条件、発表・面接等 |
主催大学の授業体験方式と、他大学へ本人の実績を説明する活用は別です。それぞれの入試条件と、本人が深めたい分野から進路を比較してください。
大手前の授業体験方式は、学部ごとに手順が異なる
2027年度の授業体験方式は、2026年度の大学体験授業を受け、「受講修了証」を受け取った人が対象です。出願以降は専願になります。
国際日本、建築&芸術、現代社会、経営、健康栄養の5学部では、成績通知書とともに案内される専用URLからエントリーします。エントリーできるのは、参加した授業の学部です。その後に正式出願、選考、合格発表へ進みます。
国際看護学部では出願前の面談があり、人間情報学部は出願後に面談等の手順があります。すべての学部で同じ面接を行う制度とせず、志望学部の流れに合わせて準備することが必要です。人間情報学部は2027年4月開設の学部として別の案内も用意されています。
大学の受講案内は、学びの内容や授業の進め方を「しっかり確かめられます」と説明しています。受けた授業のどこに関心を持ち、大学で何を学びたいかを、自分の言葉で整理しましょう。
例えば、9月27日に受講した国際日本・建築&芸術・現代社会・経営の各学部では、エントリーは10月12〜19日、出願は11月5〜12日の消印有効です。受講日と、その後の手続きを一緒に計画する必要があります。
高校1・2年生で参加した場合も、受講成績をそのまま次年度の出願に使うことはできません。学びを深めながら、受験する年度の体験授業と入試条件を確認してください。
出典:大手前大学2027年度総合型選抜・授業体験方式・2027年度学部別日程
情報系推薦には、本人の成果と基礎学力を用意
電気通信大学Ⅰ類は2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等で選考します。
東京電機大学理工学部AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件があり、事前課題、活動報告、発表・面接等で選考します。他大学との併願も可能です。
両大学の2027年度出願は2026年9月上旬でした。春・夏の受講後も、出願までに本人が実施した成果だけを示すことが必要です。9月27日の受講や、その後に完成した制作を、すでに終わった9月上旬の出願実績にはできません。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
低倍率の理系推薦も、早くから比較する
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
高校1・2年生から資格、本人の分析・制作、数学・理科の基礎を積み重ね、条件と分野が合う低倍率の方式を比較すれば、名門理系大学を推薦で狙う戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで受講計画・資格・探究・書類まで
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。受講資格と学部別の手続き、出願年度を整理し、資格学習と本人の調査・制作を組み合わせるところから支えます。
経営や地域の探究なら、比較条件、参照した資料、本人の考察を整理します。情報系へ進む場合は、集計・可視化の処理と改善も記録し、志望理由書や発表・口頭試問で説明する練習までつなげます。
体験した学びを、本人の成果と大学で学ぶ理由まで伝わる実績へ育てる支援です。オンラインで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


