結論:福山市立大学を第一志望にすれば併願できます。
福山市立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜は、合格した場合の入学確約が条件です。他大学も自由に選べるという意味ではありません。福山市立大学への入学を優先し、合格後の辞退に対応できる併願可能な私立大学の総合型・公募推薦と組み合わせることが基本です。
- できる:福山市立大学への入学確約と両立する、専願ではない私立大学の総合型・公募推薦への出願。
- できない:入学確約が競合する他大学の専願選抜への出願。学校推薦型選抜では、他の国公立大学の推薦に重複出願できません。
- 注意:福山市立大学に合格したら入学し、他大学の手続・受験は辞退する必要があります。国公立大学の他方式も、合格後の受験・入学許可に制限があります。
対象:2027年度入試/情報確認日:2026年10月3日/執筆・編集:スキルパス

福山市立大学の推薦併願で押さえたい3学部の違い
2027年4月開設の情報工学部情報工学科には、総合型選抜と学校推薦型選抜があります。従来の教育学部・都市経営学部は学校推薦型選抜が中心です。いずれも大学入学共通テストを課しませんが、教育は小論文、都市経営は基礎試験と志望理由の論述、情報工学は数学・情報と面接という違いがあります。資格や探究実績だけでなく、方式に合った筆記対策も欠かせません。
情報工学部の総合型選抜:数学・情報50%、書類30%、面接20%
募集は15名です。高校卒業見込みだけでなく、既卒者や高卒認定など、所定の入学資格を満たす人も対象になります。合格時の入学確約が必要です。選考は出願書類30%、数学・情報の学力検査50%、面接20%で、筆記試験は120分。出題範囲は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと情報Ⅰです。面接は個人面接を原則とし、志願者数により集団面接になる場合があります。
志望理由書は本人自筆、活動報告書は所定のA4片面3枚です。活動報告書に記載した資格等は証明書の写しも提出します。プログラムやIoTの制作、地域の課題を扱うデータ分析、サイバーセキュリティの学習などについて、目的、取り組み、改善、成果を具体的に説明できると、書類と面接の材料になります。数学・情報は配点の半分を占めるため、成果物の準備と基礎問題の演習を並行して進めることが重要です。
出願は2026年9月3日~9月9日で、現在は締め切られています。試験は10月17日、合格発表は11月2日午前10時、入学手続は11月6日~11月13日です。不合格の場合は、条件を満たせば学校推薦型選抜へ改めて出願できます。
情報工学部の学校推薦型選抜:地域枠・全国枠・専門高校枠
募集は地域枠10名、全国枠13名、専門高校枠2名です。現役生を対象とし、全体の学習成績の状況4.0以上、学校長の推薦、合格時の入学確約が必要です。地域枠は福山市内の高校に在籍する人、または本人・配偶者・1親等の親族が2026年4月1日から引き続き福山市内に住所を有する人が対象です。専門高校枠は工業・情報に関する学科等のほか、総合学科で工業・情報に関する科目を20単位以上修得した人などが対象になります。地域枠・専門高校枠の出願者は全国枠でも選考されます。
配点は書類40%、数学・情報50%、面接10%です。筆記は総合型と同じ範囲の120分。志望理由書と活動報告書では、デジタルものづくりまたはサイバーセキュリティを学びたい理由と、福山の地域社会でその技術をどう生かしたいかを具体化しましょう。総合型より書類の比重が高いため、制作・資格・探究を単に列挙せず、継続した学習と成果が伝わる記録が重要です。
教育学部の学校推薦型選抜:書類50%、100分の小論文50%
児童教育学科の教育コース10名、保育コース10名を募集し、各コースの内訳は地域枠3名・全国枠7名です。現役、全体評定4.0以上、学校長推薦、入学確約が必要で、地域枠の出願者は全国枠でも選考されます。選考は書類50%と小論文50%。小論文は100分で、面接は課されません。
スキルパスでの対策では、子どもの学び、保育、発達、教育格差などについて、資料を読み、根拠を挙げて自分の考えを書く練習を重視します。読み聞かせや学習支援などの経験があれば、子どもの反応、自分の対応、改善した点を記録し、教育・保育への関心が具体的に伝わる材料にしましょう。情報工学部向けのプログラミング実績をそのまま転用するのではなく、志望するコースに合った経験と論述が必要です。
都市経営学部の学校推薦型選抜:基礎試験と志望理由の論述
都市経営学科は25名、地域枠5名・全国枠20名です。現役、全体評定4.0以上、学校長推薦、入学確約が条件で、地域枠出願者は全国枠でも選考されます。書類30%、基礎的学力を問う試験と志望理由に関する論述70%で判定されます。基礎試験は英語・論理・数理を扱う80分、志望理由の論述は45分です。面接はありません。
人口変化、交通、産業、観光、防災など、関心のある地域課題を一つ選び、福山市の統計や現地の情報から考察する経験が対策の材料になります。統計検定などで学んだ知識をデータの読み取りに使い、問題の背景、改善案、大学で学びたいことを説明できるようにしましょう。英語・数理の基礎演習と、制限時間内に志望理由を書く練習を組み合わせることが重要です。
総合型×理系×併願
複数大学を狙う最適戦略
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03複数大学を効果的に併願
出願時期・選考方式・必要書類を踏まえて、最適な併願プランを設計します。
第一志望を軸に、実績を生かせる大学を併願。大学ごとの出願条件・日程・評価内容を踏まえ、受験校と対策を一緒に決めます。
無料受験相談で戦略を相談する学校推薦型選抜の日程と出願管理
3学部とも出願は2026年11月2日~11月9日午後5時。WEB登録・検定料の支払いだけでなく、書類提出も必要です。期限後到着の書類は11月8日の消印まで受理されます。試験は11月28日、合格発表は12月10日午前10時、入学手続は12月10日~12月16日です。国公立大学の学校推薦型選抜は1大学1学部に限られます。
福山市立大学の推薦に不合格となった場合は、一般選抜の前期・公立中期・後期の各グループから一つずつ、計3大学・学部まで出願できます。一方、推薦合格後は他の国公立大学の受験・入学許可に制限があります。私立の合格後手続も含め、福山市立大学を優先できる日程と条件で組むことが大切です。
福山市立大学を軸にした推薦併願先の選び方
併願先は、志望分野と試験内容が近い大学から選ぶと、準備を共有しやすくなります。以下の3大学は比較候補です。教育・都市経営なら神奈川大学・龍谷大学の該当分野、情報工学なら神奈川工科大学を含む情報系学部を中心に比較してください。すべてを出願する必要はありません。
比較したい私立大学3校
神奈川大学:総合型選抜の適性検査型は併願可能で、11月22日試験、12月1日発表です。福山市立大学の11月28日とは試験日が異なります。英語と国語または数学の対策を共有しやすく、経済学部では数学が必要です。第1次手続は12月14日で、福山市立大学の12月10日の結果を確認して判断できます。
龍谷大学:公募推薦の総合評価型は併願可能です。試験は11月23日・28日・29日で、11月28日は福山市立大学と重複します。23日または29日を候補として、移動時間と志望学部の実施日を確認してください。文系では英語・国語、理系では英語・数学または理科が対策の中心になります。
神奈川工科大学:情報工学志望の候補です。公募制推薦の併願制Ⅱ期は11月17日~12月4日出願、12月12日試験、12月24日発表です。福山市立大学の結果が出る前に出願期限が来るため、併願の準備を先に済ませておき、不合格だった場合の受験先として考えられます。福山市立大学に合格した場合は受験を辞退します。
推薦・総合型選抜でさらに挑戦できる大学
近畿大学の公募推薦は、都市経営に関心がある人の経済・経営系、情報工学に関心がある人の情報・理工系などで候補として考えられます。学部によって11月21日・22日と12月5日・6日に分かれます。12月実施の経済・理工系などは11月28日が出願期限で、福山市立大学の試験日と重なります。事前に書類を整え、試験当日に出願作業が集中しないようにしましょう。専願ではなく併願可能な推薦方式を選ぶことが前提です。
よくある質問
総合型が不合格なら学校推薦型を受けられますか?
出願資格を満たせば、改めて出願できます。情報工学部の総合型は11月2日発表、学校推薦型は同日から出願開始です。学校推薦型は現役・全体評定4.0以上などの条件があるため、総合型の出願資格とは別に確認してください。
推薦に面接はありますか?
情報工学部にはあります。教育学部は書類と小論文、都市経営学部は書類と基礎試験・志望理由の論述で選考され、面接はありません。
地域枠と全国枠の両方へ出願できますか?
地域枠の出願者は全国枠でも選考されます。情報工学部の専門高校枠も全国枠で併せて選考されます。別の出願を追加する仕組みではありません。
福山市立大学の公式入試情報
福山市立大学|学生募集要項・出願書類
2027年度情報工学部総合型選抜募集要項
2027年度情報工学部学校推薦型選抜募集要項

推薦の併願対策は、実績作りからスキルパスへ
推薦入試では、大学で学びたい理由を支える実績が重要です。AIで文章を整えやすい時代だからこそ、資格の学習、探究の過程、自分で確かめた結果が面接での説得力につながります。理系大学院講師が中心のスキルパスでは、統計・情報の知識を使った実績作りから、大学ごとの書類・試験対策まで支援します。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
福山市立大学の対策と、併願先の対策を一緒に相談できます。まずは志望分野と現在の準備状況をお聞かせください。
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