推薦・総合型選抜の実績は、高校3年になってから急いで用意するより、早くから学びを積み重ねたいものです。慶應義塾大学SFCの「未来構想キャンプ」は、高校1・2年生が研究や課題解決を体験する企画。参加をきっかけに自分の問いを見つけ、制作や調査を続けることが、将来の志望理由の根拠になります。
未来構想キャンプの対象と参加方法
2026年度の対象は高校1・2年生です。湘南藤沢キャンパス、京都、鳥取で、日帰りから2泊3日までのワークショップが案内されました。応募できるのは1つで、事前課題による選考があり、先着順ではありません。
SFC会場は8月4日の日帰り、または8月3・4日の1泊2日。京都は8月3・4日の1泊2日、鳥取は8月17〜19日の2泊3日でした。費用や定員はワークショップごとに異なります。2026年度の募集は終了しているため、次回の実施・条件は新しい案内で確認してください。
2026年度は、宇宙、起業・経営、言語、まちづくりなど8つのワークショップが設定されました。研究者と一緒に考え、現場で調べ、形にする経験を通じて、自分の関心を深める機会です。
短期の体験を、その後の制作・探究へ
例えば鳥取のAugmented Townワークショップは、地域で課題や変化を調べ、センシング、XR、ロボティクスなどを使った仕組みの設計・試作に取り組む内容です。京都では、フィールドワークと議論を通して公共施設・公共空間の可能性を考える構成でした。
体験後は、訪れた場所で何に気づいたのか、自分はどの案を提案したのかを記録しましょう。さらに地元で同じ問題を調べ直したり、小さなアプリや模型で案を試したりする方法があります。これは本人が発展させる活動の例です。
プログラムの知名度に加えて、参加後に何を続けたかも伝えることが大切です。チーム全体の案と自分の役割、教員の助言で変わった考えを分けて残すと、実績の中身が見えてきます。
資格で基礎を学び、成果の説得力を高める
情報技術を使うなら、ITパスポートやプログラミングの学習を、アプリの構造やデータの扱いを理解する準備と組み合わせられます。地域調査なら、統計検定の学習を集計やグラフ作成に生かす方法があります。
例えば、観察やアンケートで得た数値をPythonで整理し、利用者ごとの傾向を比べる。提案した仕組みを試し、使いにくかった点を直す。資格で学んだことを使い、自分で検証した記録が、大学で学ぶ理由につながります。
将来の推薦対策で比較したい大学3校
2026年のキャンプ参加対象と、2027年度入試の卒業要件は同じではありません。以下は高校1・2年から準備するための比較例です。実際の出願には、卒業予定年度の要項を確認し、提出期限までに得た成果を使う必要があります。
| 大学・方式 | 学習・活動の経験を伝える資料と主な条件 |
|---|---|
| 慶應義塾大学・総合政策/環境情報学部AO入試 | 志望理由・学習計画・自己アピール・任意提出資料等。高校卒業等の入学資格、第一志望・合格時入学確約などが必要 |
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類/総合型選抜 | 活動実績報告書で情報技術を使う制作・探究を説明。2027方式は2027年3月卒業見込み等・入学確約が必要 |
| 東京都市大学・情報工学部/総合型選抜(2段階選抜制) | エントリー理由書・関連書類で研究や制作成果を説明。高校卒業等の資格・基礎知識・学修意欲が必要。併願可能 |
SFCの2027年入学向け夏秋AO要項は、成果の証拠となる「任意提出資料」を案内しています。キャンプ後に本人が調べたデータや試作品の改善記録は、こうした資料で自分の関心と行動を説明する材料になり得ます。参加歴だけでなく、本人の継続的な活動を示す準備が重要です。
一次は書類、二次は1人30分程度の枠で行う面接で、両方の評価から総合判定されます。志願者を客観的に知る2人による評価も必要で、2親等以内の親族は評価者にできません。提出資料は本人の経験と思考に基づいて準備する必要があり、AIの出力をそのまま本人の成果物にはできません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO募集要項8・10・18〜20ページ
電気通信大学の2027年度要項7ページには「他大学でのスクーリング・セミナー参加」とあります。Ⅱ類の活動実績報告書では、参加後のプログラム制作やデータ分析と関連づけて説明する方法が考えられます。3分以内の自己PR動画、書類選考後の発表・面接・口頭試問にも備える必要があります。
出典:電気通信大学・2027年度総合型選抜要項3・7〜9ページ
東京都市大学情報工学部は、一次の調査書・志望理由書・エントリー理由書・関連書類、二次の数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cの適性検査と、解答の口頭試問を含む面接で評価されます。実績づくりと数学を並行して準備したい方式です。キャンプ参加や資格に一律加点が付くという説明ではありません。
理系推薦には比較的落ち着いた倍率も
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。キャンプの参加選考とは別の大学入試の実績です。資格、本人の探究・制作、基礎学力を早くからそろえ、名門理系大学も視野に入れて準備したいところです。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで早期の体験を推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の書類・面接対策を熟知しています。応募前には、関心に合うワークショップを考え、過去の経験と結びつく問いや課題への考えを、本人の言葉で整理する準備を支援します。
参加後は、自分の担当、調査記録、提案を振り返り、Pythonでの分析、プログラミングによる試作、追加調査へとつなぐ支援を受けられます。その成果と資格学習を大学の研究分野に結び、志望理由書・活動資料・発表・口頭試問まで準備することが大切です。
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