結論:高知工科大学を第一志望にすれば併願できます。
総合型選抜と学校推薦型選抜は、合格時の入学確約が条件です。その約束と両立する私立大学の併願可能な推薦・総合型選抜なら、第一志望を守りながら合格の機会を増やせます。高知工科大学は5学群で総合型選抜を実施し、情報学群のA・B区分や経済・マネジメント学群の各区分では試験内容と配点が異なります。
- できる:高知工科大学に合格したら入学することを前提に、専願条件のない私立大学の総合型選抜・公募推薦へ出願すること。
- できない:他大学の入学確約を求める専願方式との併願、学校推薦型選抜における他の国公立大学推薦との重複出願。
- 注意:高知工科大学に合格したら入学し、他大学の手続・受験は辞退する必要があります。総合型選抜の合格者は、原則として本学の学校推薦型選抜や一般選抜でも合格者とはなりません。
得意な数学・理科・プログラミングや活動実績を、学群適性検査と書類・面接で示せる点が総合型選抜の魅力です。資格取得を学力の確認と探究・制作へつなげ、方式の配点に合わせて準備することで、一般選抜とは違う合格ルートを具体的に検討できます。

高知工科大学の総合型選抜:5学群の方式別対策
2027年度は高校・中等教育学校の卒業見込み、または高専第3学年の修了見込みが対象です。各学群を強く志望し、合格した場合に入学を確約できることが必要です。共通テストは課しません。情報学群A区分と経済・マネジメントのスポーツ各区分には評定4.0以上の条件があります。
| 学群・区分 | 募集人員(うち県内高校枠) | 主な選考と配点 |
|---|---|---|
| システム工学群 | 55名(30名) | 適性300・書類100・面接100=500 |
| 理工学群 | 30名(15名) | 適性300・書類100・面接100=500 |
| 情報学群A・B | 計40名(20名) | A:適性50・面接200・書類100/B:適性250・集団面接50・書類50 |
| データ&イノベーション学群 | 25名(15名) | 適性200・書類100・面接100=400 |
| 経済・マネジメント一般 | 30名(15名) | 適性300・書類100・面接100=500 |
| 経済・マネジメント特定スポーツ/スポーツ | 15名(5名)/若干名 | 面接50・書類50・実技または競技実績100=200 |
システム工学群:数学または物理の90分試験
学群適性検査は物理または数学から1つを選ぶ90分・300点の筆記試験です。物理は物理基礎全般と様々な運動、数学はⅠ・Ⅱ・A・Bの数列・Cのベクトルが範囲です。書類100点と20分程度の個別面接100点も評価されます。
スキルパス戦略:数検の学習や制作・実験から得た知識を、数学・物理の問題説明につなげます。制作物を示す場合は、設計の理由、試した条件、改善点を整理し、単に完成したことではなく工学を学びたい理由まで伝える練習が有効です。
理工学群:物理・化学・生物から得意科目を選択
学群適性検査は理科3分野から1つを選ぶ90分・300点です。基礎分野に加え、物理の様々な運動、化学の物質の状態と平衡、生物の生命現象と物質が範囲となります。書類100点、20分程度の個別面接100点を合わせて評価します。
スキルパス戦略:得意分野の基礎学力を固めつつ、学校の課題研究や実験の目的・方法・結果を説明できるように整理します。統計を使って結果を比較し、限界や改善案まで考察すると、志望理由と面接の材料になります。
情報学群A区分:評定4.0以上、面接200点を重視
A区分は40分の適性検査50点、個別面接200点、書類100点です。適性検査は数学の微分法、場合の数、プログラミングの考え方・手続作成から1つを選びます。プログラミングは条件分岐、繰り返し、一次元配列などが範囲です。
スキルパス戦略:ITパスポートや基本情報技術者の学習を、実際のプログラムやデータ処理へ発展させます。作った理由、アルゴリズム、エラーの原因、改善結果を面接で説明できることが重要です。評定と40分の試験も必要なので、実績だけに準備を偏らせないことが大切です。
情報学群B区分:120分の適性検査250点を重視
B区分は数学①の微分・積分、数学②の場合の数・集合・数列、プログラミングから2つを選ぶ120分・250点の検査です。数学Ⅲは極限と微分法に範囲を限ります。15分程度の集団面接50点、書類50点で、A区分とは配点と試験範囲が異なります。
スキルパス戦略:数学とプログラミングのどの組み合わせで得点できるかを過去問で確認します。資格の問題演習を適性検査の準備に生かし、手続の作成・理解を紙上で説明する練習を重ねます。集団面接でも活動と志望理由を短く具体的に伝えられる状態まで仕上げます。
データ&イノベーション学群:数学または英語と課題解決への関心
数学または英語の90分・200点の適性検査、書類100点、個別面接100点です。数学はⅠ・Ⅱ・A・Bの数列・Cのベクトルが範囲です。地域や社会の課題を文理の知識とデータで解決したい意思を具体的に伝えることが重要です。
スキルパス戦略:公開データを使った地域課題の分析や、身近な不便を改善する制作をテーマにします。統計検定・情報系資格で学んだことを、分析の方法と提案に結び付け、大学でさらに学びたい内容まで整理する方法が有効です。
経済・マネジメント学群:一般・特定スポーツ・スポーツ
一般区分は数学または英語の90分・300点の検査、書類100点、面接100点です。特定スポーツ区分は指定6競技の都道府県大会ベスト8以上、スポーツ区分はそれ以外の競技で全国大会ベスト8以上などが条件です。競技成績は2024年4月以降を対象とし、両スポーツ区分とも評定4.0以上が必要です。特定スポーツは実技、スポーツ区分は活動実績の評価が加わります。
スキルパス戦略:一般区分では、統計や英語の学習を経済・経営の探究へつなげます。スポーツ区分では競技結果の証明に加え、練習の改善、チーム内の役割、データを使った振り返りを整理し、経済やマネジメントを学びたい理由と結び付けます。
総合型×理系×併願
複数大学を狙う最適戦略
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03複数大学を効果的に併願
出願時期・選考方式・必要書類を踏まえて、最適な併願プランを設計します。
第一志望を軸に、実績を生かせる大学を併願。大学ごとの出願条件・日程・評価内容を踏まえ、受験校と対策を一緒に決めます。
無料受験相談で戦略を相談する学校推薦型選抜・一般区分:理工と経済・マネジメント
理工学群は10名(県内高校枠5名)、経済・マネジメント学群は20名(同15名)です。現役相当の卒業・修了見込み、評定4.0以上、学校長推薦、合格時の入学確約が必要です。情報学群は学校推薦の募集対象ではありません。
共通テストは課さず、書類100点と口頭試問を含む面接200点の計300点です。個別面接は30分程度で、志願者数によって集団面接へ変更される場合があります。経済・マネジメントでは社会の話題を扱う文書・グラフを基に意見を述べる口頭試問が含まれます。
スキルパス戦略:理工では探究内容に関連する数学・理科の基礎を口頭で説明する練習、経済・マネジメントでは統計資料を読み取って主張と根拠を分ける練習が有効です。総合型選抜で不合格となった場合も、推薦の対象学群と出願要件を満たすか確認し、11月の出願を準備してください。
公式情報:2027年度総合型選抜・学校推薦の学生募集要項。ここでは一般の推薦・総合型を中心に紹介しています。特待生を希望する場合は、入試の共通テスト不要条件とは別に、制度の科目・成績要件を確認してください。
理工・情報分野で比較したい私立併願候補3校
総合型選抜の結果は11月2日、学校推薦の結果は12月10日です。私立の専願方式ではなく併願可能な方式を選び、出願の締切が結果発表より前か後かも確認してください。同じ探究・制作を基に準備できますが、大学で学びたい内容と志望理由はそれぞれに書き分ける必要があります。
神奈川大学:総合型選抜・適性検査型
専願条件のない適性検査型は理工・情報の比較候補として考えられます。英語と国語または数学の各70分・100点に、学習成績50点を合わせる方式です。試験11月22日、発表12月1日で本学推薦より先に結果が出ます。出願は10月29日~11月5日なので、総合型結果を受けて提出する場合も書類は先に準備しておく必要があります。
神奈川工科大学:公募制推薦・併願制Ⅱ期
併願制Ⅱ期は11月17日~12月4日出願、12月12日試験、12月24日発表です。高知工科大学の学校推薦の結果が12月10日に出た後、不合格の場合に受験を継続できる日程です。ただし出願は結果発表前に必要です。延納を含め、入学手続を3月まで待てる条件と必要な納入金も確認してください。
龍谷大学:理工・農・経済分野の公募推薦
総合評価型は併願可能で、11月23日・28日・29日の試験日程があります。本学の11月29日推薦と重なる日程は避けて選んでください。理工分野では英語と数学・理科などの対策を、経済志望では英語・国語などの準備を検討します。出願は11月11日まで、発表は12月11日です。
推薦でさらに挑戦できる大学:近畿大学
公募推薦の併願可能な方式では、理工、情報、建築などを専門分野に合わせて比較できます。理工は12月5日・6日試験、12月16日発表で本学の学校推薦より後に結果が出ます。情報・建築などは11月21日・22日の別日程です。学部ごとの科目と日程を先に確認し、大学名だけで受験を増やさないことが大切です。
2027年度の出願・試験・手続スケジュール
- 総合型選抜出願:2026年9月1日~9日17時必着。10月時点では出願期間は終了しています。
- 総合型選抜試験:10月10日・11日。学群別の日程と変更通知を確認してください。
- 総合型選抜発表・手続:11月2日10時発表、11月3日~11日17時必着で入学手続。
- 学校推薦出願:11月2日~9日17時必着。
- 学校推薦試験:11月29日。
- 学校推薦発表・手続:12月10日10時発表、12月11日~21日17時必着で入学手続。
高知工科大学の推薦併願でよくある質問
総合型選抜は資格や実績だけで合格できますか?
一般の各学群では学群適性検査が必要です。特に情報A・Bの配点は大きく異なります。資格を探究・制作へ生かしつつ、選んだ区分の学力試験と面接を準備する必要があります。
総合型で不合格なら学校推薦にも出願できますか?
推薦の対象学群と出願資格を満たす場合に検討できます。総合型の合格者は本学の推薦・一般選抜で合格者となれないため、合格後に別方式へ変更することを前提にした出願はできません。
推薦・総合型に合格してから他の国公立大学を選べますか?
入学確約が条件なので、合格後に別の大学を選ぶための併願ではありません。私立も併願可能な方式に限り、本学に合格したら入学する計画で受験してください。
推薦の併願対策は、実績作りからスキルパスへ
推薦入試では、大学で学びたい理由を支える実績が重要です。AIで文章を整えやすい時代だからこそ、資格の学習、探究の過程、自分で確かめた結果が面接での説得力につながります。理系大学院講師が中心のスキルパスでは、統計・情報の知識を使った実績作りから、大学ごとの書類・試験対策まで支援します。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
高知工科大学の対策と、併願先の対策を一緒に相談できます。まずは志望分野と現在の準備状況をお聞かせください。
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