地域の交通、半導体、農業、食品の問題を、大学の研究から考えてみる。九州産業大学は、九州産業高校の「高大ブリッジ連携授業」に参加し、高校生の事前学習と成果発表を支援しています。大学の助言を受け、本人が提案や根拠を考え直した過程が、推薦・総合型選抜の準備につながります。
高校で事前に考え、大学教員へ成果を発表
2026年10月6日、九州産業高校創造工学科の1年生を対象に、5大学の教員が専門分野の授業を行いました。九州産業大学からは、情報科学、機械電気、スマートコミュニケーション、生命科学の教員が参加しています。
高校生は、大学教員が提示したテーマについて、事前にグループで考察します。当日はブース形式で成果を発表し、教員からの質問や講評を受ける流れです。高校生が事前に寄せた質問にも、研究事例を交えた回答がありました。
テーマには、ICTによる地方公共交通の運行管理、生活を支える半導体、中山間地域とスマート農業、日頃のフードロスなどが挙がっています。課題を考えて終わるだけでなく、専門家の問いを受けて説明し直す機会が含まれています。
出典:九州産業大学・2026年10月16日の高大ブリッジ実施報告
対象の高校と、自分の活動内容を確かめる
紹介されているのは、九州産業高校創造工学科1年生の取り組みです。全国の高校生が個人で申し込む一般公募講座という意味ではありません。参加や継続の機会は、学校の探究計画と大学側の案内で確認する必要があります。
複数大学が参加する共同企画の中で、高校生は担当テーマを考察し、発表しています。本人が担当したテーマ、発表した内容、受けた助言を正確に記録しましょう。大学入試の一律加点や修了証は、この報告では示されていません。
提案を、資格と本人の検証で深める
例えば、公共交通の運行管理なら、公開時刻表や地域の人口を整理し、どの時間帯・場所に課題があるかを比べる探究が考えられます。スマート農業なら、どんなデータを集める必要があり、何を自動化すると効果を確かめられるかを考えられます。
ITパスポートや基本情報技術者で処理手順や情報管理を学び、統計検定で比較の条件を確かめる準備ができます。半導体の仕組みを深めたい場合は、物理や数学の基礎を学び、図や模型で原理を説明する方法もあります。
大学に提案した案と、本人が実際に作り、確かめた結果を分けることが大切です。班全体の成果を本人一人の成果とせず、担当と改善の根拠を残してください。これらは活動後に発展させる学習例です。
理工系の成果を生かして考えたい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 主な条件と成果の伝え方 |
|---|---|
| 電気通信大学Ⅱ類・総合型選抜 | 現役等・合格時入学確約。活動実績報告書、3分以内動画、発表・面接・口頭試問で本人の成果を説明 |
| 工学院大学情報学部等・探究成果活用型 | 現役・課程別評定・理数探究の発表または外部提出。英語・数学、探究書類、発表・質疑に備える |
| 東京電機大学理工学部・総合型AO | 高校卒業等、数学・外国語各3.3と所定履修等。事前課題、活動報告、発表・口頭試問を含む面接で評価 |
電気通信大学Ⅱ類の2027年度総合型選抜では、活動実績報告書に大学のセミナーや資格等の内容をまとめることができます。高校等を2027年3月卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。受講歴に加え、本人の情報・計測分野の成果を説明できるように備えます。
出典:電気通信大学・2027年度総合型選抜要項3・7〜9ページ
工学院大学情報学部の探究成果活用型は、理数系の探究と、学内外での発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。普通科・理数科は全体3.2以上、専門学科は3.5以上。その他の学科は、所定の数学・理科を両方履修・履修見込みなら3.2以上、それ以外は3.5以上です。授業を受けた経験だけで、発表・提出の条件まで満たすわけではありません。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
東京電機大学理工学部AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による経路では数学・外国語各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。他大学との併願も可能です。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
以上は2027年度要項を使った比較例で、当該年度の出願は終了しています。講座・活動の今後の成果を、終了した出願へ加えることはできません。高校1・2年から、翌年度以降の提出期限までに学びと本人の成果を育てる準備が考えられます。
理系推薦には2倍前後で挑戦できる方式も
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。今回の高大連携企画とは別の大学入試の実績です。資格、本人の探究、数学・理科・英語を早くから育てれば、名門理系大学も目標にできます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、課題提案から研究・制作へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から資格と教科の基礎を固め、地域の問題を本人が検証できる問いへ絞るところから支えます。
活動後は、受けた質問と助言を整理し、追加調査や分析、小さな試作品へ発展させます。活動資料では本人の担当、方法、結果、考察を示し、志望理由書では残った課題を大学の学びへつなぎます。発表・口頭試問では、仕組みと根拠を自分の言葉で答える練習を重ねます。
提案した経験に、本人の検証と成果を重ねる対策です。オンラインで資格、探究、書類・面接まで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


