ことばを学び、地域の文化を知り、同世代と交流する経験は、進学後に何を学ぶかを考えるきっかけになります。徳島文理大学は、韓国・台湾の高大連携校の高校生向けに、夏期日本語・日本文化研修を案内しています。交流で気づいた違いを、本人の資料調査や考察へ深めることが、推薦・総合型選抜につながる準備です。
対象は海外の高大連携校。10日間の研修
2026年7月10日の大学の公表では、研修期間は7月14〜23日、会場は徳島キャンパスです。台湾の新民高級中学から生徒7人、韓国の安山江西高校から生徒10人が参加する計画でした。
日本語はレベル別の3クラスに分かれ、計10時間学びます。このほか、徳島の史跡や文化を学ぶ内容もあります。10日間の全てを日本語授業だけに充てる構成ではありません。
海外の連携校の高校生が受ける研修と、日本側高校生が交流に参加する機会を区別することが必要です。日本の高校生が誰でも10日間の課程を申し込めるという案内ではありません。
出典:徳島文理大学・2026年度夏期日本語・日本文化研修の案内
日本の高校生との交流も、研修の一部に位置づける
7月19日は県教育委員会のグローカルリーダー育成事業と連携し、県内高校生の有志と交流する予定が示されています。7月22日は、台湾の参加者が那賀高校、韓国の参加者が城北高校を訪問する案内です。
7月20日の史跡研修には、鳴門の渦潮、霊山寺、藍の館が挙がっています。大学の公表は実施前の計画であり、本人がどの日に何を経験したかは、実際の活動記録と分けて考えましょう。
2026年の上記日程は終了しています。次回の対象校や参加方法は、新しい案内と在籍校を通じて確認する必要があります。交流に参加しただけで、研修全体の修了や大学入試の優遇が得られると考えることはできません。
資格と本人の問いを、文化や情報の探究へ
英語などの語学資格の学習を、地域の案内や異なる文化の資料を読む準備へつなげる方法があります。交流で伝わりにくかった表現を選び、別の言い方や背景を調べ直す探究も考えられます。
例えば、日本語と他言語の観光案内を読み比べ、交通や施設の利用で必要な情報がどう違うかを整理できます。統計検定で地域の調査を読む力を学び、情報系資格の知識から案内の検索や整理を工夫する方法もあります。以上は本人が発展させる学習例です。
交流相手から聞いたこと、資料で確認したこと、本人の解釈を分けて残しましょう。一人との会話を国全体の特徴と決めつけず、確かめた範囲を示すことが、大学で学びたい問いを具体的にします。
学習を推薦で伝えられる大学3校の比較
| 大学・2027年度方式 | 本人の学びの伝え方 | 主な出願・選考条件 |
|---|---|---|
| ICU教養学部・総合型英語外部試験利用 | 継続活動と、関心を深めた小論文 | 全体4.1以上、所定英語スコア、第一志望・入学確約、書類・面接 |
| 慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部AO | 課題への取り組みと大学での学習計画 | 高校卒業等、日本語または英語の学習能力、第一志望・入学確約 |
| APU・活動アピール方式 | 活動から得た成長と成果、資格 | 国内学生の資格、高校卒業等、優れた活動等、書類・オンライン面接 |
ICUの2027年度要項は、自己活動歴として「少なくとも2、3週間以上」の教科外活動を対象としています。短い講習や旅行だけでこの条件を満たすという意味ではありません。以前から続けた活動と受講後の取り組みを分け、本人の継続した学びを示す準備が必要です。
英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。全体4.1以上、2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通や小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、志望理由・学習計画や本人の活動資料などの書類選考後に面接があります。客観的に志願者を知る2人の評価者が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。大学で学ぶ理由を、本人が調べ、試し、考え直した経験から説明することが大切です。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
APUの2027年度国内学生入試は日本国籍保持者・永住者が対象です。活動アピール方式では、高校卒業等、志望学部への関心・学修意欲、中学卒業以降の優れた活動等が求められます。一次は書類、二次は約20分のオンライン個人面接で、「活動を通じた成長および成果」などを評価します。日本語基準の1回生入試に、出願条件となる英語スコアの指定はありません。英語基準は言語要件が別です。
出典:APU・2027年度総合型選抜要項3・7・16〜18ページ
受講名に頼らず、本人の役割、工夫、結果、残った問いを資料へまとめましょう。上記は2027年度方式を使った比較例で、受講への一律加点を示すものではありません。ICU・SFCの該当出願は2026年9月に終了しています。出願後に行った活動を以前の実績とせず、高校1・2年生は自分の受験年度と提出期限から準備することが必要です。
資格とデータ分析から、理系推薦にも進路を広げる
地域やことばの課題を数値で考えたい人は、統計検定や情報系資格の知識を、自分の集計・可視化へ発展させる方法があります。単に資格を並べず、対象や条件をそろえて比較し、結果の限界も説明できるようにしましょう。
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験者4人・合格者2人で、実質倍率2.00倍でした。今回の講座の選考倍率とは別の、大学入試の実績です。情報・数理への関心が深まった場合は、資格、本人の分析や制作、数学・英語の基礎を組み合わせ、名門理系大学を推薦で目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、国際交流から本人の探究へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から語学の基礎、参加対象、本人が調べたい文化や地域の問題を整理し、学習計画を支えます。
活動後は、経験と資料調査をつなぎ、比較の観点と考察を報告へまとめます。志望理由書では、交流で残った疑問を大学の専門分野へ結び、面接では、何を自分で確かめ、考え直したかを説明する練習へ進みます。
交流の名称だけに頼らず、本人の学びと問いを伝える対策です。オンラインで資格、探究、書類・面接まで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


