東京基督教大学の総合型選抜は、志望動機を話す面接だけではありません。面接には聖書の基礎知識を確認する口頭試問と、提出した事前課題についての確認が含まれます。
大学の教育方針を理解し、本人の信仰・学習・活動の経験と、大学で学びたいことを自分の言葉で説明する準備が大切です。 以下の質問・回答は独自に作成した架空の練習例で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型の面接|30分の中で確認されること
総合型の面接は1人30分です。公式の出題のねらいでは、面接官2人による個別面接としています。事前課題の確認、他者と協働して学ぶ態度、アドミッション・ポリシーとの適合を審査します。教会教職を志望する人には、その志望に関わる召命についても確認する案内があります。
東京基督教大学の神学部で何を学びたいかに加え、大学の建学の精神や教育についての理解も整理しましょう。公式には、面接用の言い回しにこだわるより、本人がどのような人かを伝えることが大切だと案内されています。
共通の出願条件には、受洗後の信仰や献身、建学の精神・信仰基準への同意などがあります。幼児洗礼の場合の信仰告白、所定の学歴資格、日本語を母語としない人の日本語能力など、本人に関わる条件は最新の募集要項で確認してください。
大学のいう献身は、牧師や宣教師になることだけを意味するものではありません。教会と社会でどのように仕えたいかを、本人の実際の経験と学びから考えましょう。面接のために、経験していない出来事や本人の考えと異なる信仰の言葉を作る必要はありません。
聖書の口頭試問・事前課題・当日の小論文
聖書は、新約・旧約それぞれの基礎知識を確認する
面接に含まれる聖書基礎知識の口頭試問は、新約から5問、旧約から5問の計10問です。公式の説明では、神学的な解釈を論じる問題ではなく、聖書の基礎知識を確認するものとしています。
日頃の通読を通して、人物や出来事、話のつながりを確かめましょう。予想した一部の問題だけを暗記するより、分からない箇所を読み直し、口頭で説明してみる練習が役立ちます。このページの練習質問が、そのまま出題されるという意味ではありません。
事前課題と当日の小論文は、別の準備
事前課題の小論文は、Web出願サイトへ提出します。面接では、その内容も確認されます。書いた結論だけでなく、根拠、参照した資料、本人の経験との関係を説明できるようにしましょう。
総合型の当日の小論文は、募集要項に示されたテーマ群から一つと、キーワード群から三つを指定し、その語を用いて論述する形式です。当日まで組み合わせは分かりません。テーマと語句を事前に調べて準備できますが、受験時に聖書や辞書等を持ち込むことはできません。
事前課題は本人の考えを示すものです。他人の文章や意見を、自分のものとして提出してはいけません。 公式にも、引用する場合は情報源を小論文内に明記するよう案内があります。練習では、読んだ内容と自分が考えたことを分けて話しましょう。
公募推薦・オンライン総合型|面接以外の違いも確認
学校推薦型選抜の公募制
公募制は、共通の出願資格に加え、2026年3月卒業または2027年3月卒業見込み、学校長の推薦、評定平均3.5以上が条件です。書類審査、事前課題の小論文、面接による選考となります。
面接は1人30分で、聖書の基礎知識の口頭試問、事前課題の確認、協働して学ぶ態度などを審査します。総合型の当日の小論文筆記を、公募制にもそのまま課される試験として考えないようにしてください。
出願期間は2026年11月2日〜12日、試験日は11月21日です。出願書類や事前課題の提出方法は、募集要項とWeb出願サイトを確認しましょう。
海外在住者向けのオンライン総合型
オンライン総合型は、海外在住の出願者で希望する人を対象とする選抜です。国内在住者が、自由にオンラインを選べるという案内ではありません。
事前課題に加え、試験日に示される短い文章を朗読し、その内容について答える15分の口頭試問があります。30分の面接は別に行い、聖書の基礎知識や事前課題等を確認します。文章に関する15分の口頭試問と、聖書の口頭試問を含む30分の面接を混同しないでください。
総合型・オンライン総合型の第3回は、2026年12月1日〜10日に出願し、2027年1月9日に試験を行います。海外在住で日本国籍や日本での有効な在留資格がない人には、在留手続きの関係で第2回までの受験を求める案内があります。第3回を受験できるかも含め、該当者は条件を確認してください。
質問例と回答例|経験・読書・対話から説明する
以下の省略部分には、本人が実際に経験し、考えたことを入れてください。信仰に関わる内容も、借りた表現を暗記するより、本人が誠実に説明できることが大切です。
質問1|東京基督教大学で学びたい理由は何ですか
…(本人が信仰や学びについて考えたきっかけ)…から、…(実際に学んだことや活動)…に取り組みました。その中で…(疑問や学ぶ必要を感じたこと)…がありました。貴学で神学と…(本人が関心を持つ分野)…を学び、…(教会や社会で考えたい課題)…に向き合いたいです。
大学の名称だけを置き換えず、教育方針や学びの特徴と本人の関心を結びつけましょう。特定の職業を目指す場合も、その理由と学ぶ必要があることを整理してください。
質問2|事前課題では、なぜそのように考えたのですか
…(本人の課題の主張)…と考えた理由は、…(実際に読んだ資料や経験)…です。資料の…(確認した点)…から、…(本人の考え)…につなげました。一方で…(別の見方や十分に調べられていない点)…もあり、今後は…(確かめたいこと)…を考えたいです。
参考資料の著者の主張と、自分が考えたことを区別する練習です。相手から異なる見方を示されたときも、根拠を確認しながら答えましょう。
質問3|他の人と協力して取り組んだ経験はありますか
…(本人が参加した教会・学校・地域等の活動)…で、私は…(実際に担当したこと)…に取り組みました。…(考えや状況の違い)…があり、…(相手の話を聞いて工夫したこと)…を試しました。…(実際の結果や気づき)…から、…(今後も大切にしたいこと)…を学びました。
活動の規模や役職だけでなく、本人が相手をどう理解しようとしたかを説明してください。他人の私的な事情を、面接の話題として必要以上に明かす必要はありません。
質問4|これまでの学習で、考えが変わったことはありますか
…(本人が実際に読んだ本や学んだ内容)…に触れる前は、…(以前の考え)…と思っていました。…(根拠や対話を通じて気づいた点)…から、今は…(変わった点、残っている疑問)…と考えています。大学でも、理解が足りないことを学び続けたいです。
資格や調査に取り組んだ経験があれば、それを振り返ることもできます。例えば統計等の学習から、資料の数字をどう読むべきか考えた経験です。これは任意の学習例で、公式の必須資格や加点資格を示すものではありません。
質問5|大学での学びを、教会や社会でどう生かしたいですか
…(本人が実際に見聞きした課題)…を通して、…(関心を持ったこと)…を考えるようになりました。今の自分には…(理解や経験が足りない点)…があるため、大学で…(必要な学び)…に取り組みたいです。将来は…(本人が考える関わり方)…を目指し、周囲の人と学びながら考えたいです。
大きな将来像を示すだけでなく、本人がどのように学び、関わっていきたいのかを説明しましょう。すでに行ったことと、今後の希望は分けて伝えてください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、本人の言葉による説明を準備する
大学の公式情報を読み、出願条件や試験の構成を確認しましょう。事前課題は本人が作成し、読書・学習・活動から考えたことを、自分の言葉で説明できるようにすることが大切です。
スキルパスでは、本人の経験や学習を整理し、志望理由書・事前課題と面接の内容をつなげる準備を支援します。 本人の信仰や経験を作るのではなく、実際に考えてきたことを言葉にするための支援です。下のフォームからご相談ください。


