電気通信大学のUECスクールは、実験やプログラミングを通じて大学の学びを経験する高大接続プログラムです。推薦入試に生かすなら、受講した事実に、資格の学習と自分で検証・制作した成果を組み合わせることが大切です。
特に高大接続教室は高校1・2年生が対象です。高3で志望理由書を書き始めてから探すと、応募できない講座があります。早く学び始めれば、実験や演習で生まれた疑問を深め、他大学の推薦・総合型選抜でも説明できる実績へ育てられます。
UECスクールの講座と対象学年
UECスクールには、対面で実験・演習に取り組む高大接続教室と、大学の授業を先取りする高大連携基礎プログラミングがあります。2026年度の公式案内では、講座ごとに対象や評価の扱いが異なります。
| 講座 | 対象・進め方 | 残せる学びや成果 |
|---|---|---|
| 高大接続教室・理科学実験 | 高1・2など。3回の実験を継続受講 | 実験ノート、グラフ、実験レポート |
| 高大接続教室・プログラミング入門 | 高1・2など。3回の演習と発表会 | マイコンによる計測・制御、問題解決の成果 |
| 高大連携基礎プログラミング | 高校生など。e-learningとスクーリング | 課題プログラム、レポート、発表。成績による単位認定 |
高大接続教室は中等教育学校4・5年生も対象で、所定の成績で修了すると修了証が発行されます。基礎プログラミングは中等教育学校4〜6年生を含む高校生が対象ですが、高3での受講は、電気通信大学の総合型選抜の参考資料にはできません。先取り学修としての単位認定と、入試で使う資料は分けて考えましょう。
出典:2026年度高大接続教室応募案内1〜4ページ・2026年度基礎プログラミング応募条件
応募は講座の内容と志望動機を結びつける
高大接続教室では、志望動機書と学校の先生が記入する確認書等を提出します。プログラミング入門にはタイピングの資料も必要です。応募者が多い場合は提出情報と書類で参加者を決め、抽選を併用する場合もあります。参加費は無料ですが、大学での対面受講に向けた日程や移動も確認してください。
2026年度のプログラミング入門B日程は、エントリーが10月30日〜11月27日、書類提出が11月17日〜11月30日正午です。授業は2026年12月から2027年2月までの3回を予定しています。早い時期の講座もあるため、講座ごとの募集案内から準備を始めましょう。
志望動機では「有名大学の講座だから」だけでなく、今まで学んだこと、確かめたい問題、大学で学びたい分野をつなげてください。情報や理科の活動があれば、自分が何をしたかも具体的に紹介できます。
基礎プログラミングは基本的に学校単位で応募し、先生の支援のもとで課題に取り組みます。ITパスポート、J検、基本情報技術者試験などの資格を持つ場合には、個人単位の応募が可能な場合もあります。個人応募でも学校の先生による書類提出が必要です。
電気通信大学の推薦・総合型選抜での扱い
高大接続教室の応募案内4ページには、スクーリングでの「積極的な活動も評価の対象」とあります。受講すれば一律に加点されるという記述ではなく、活動の内容を伝える機会があるということです。
2027年度総合型選抜でも、UECスクール等の活動が提出資料に位置づけられています。Ⅰ類は情報技術の制作物やデータ分析等をまとめたレポート、Ⅱ類はスクーリングやコンテスト・資格等の一覧と内容紹介が中心です。Ⅰ・Ⅱ類とも3分以内の動画を提出します。
日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。Ⅰ類の一次選考には数学・情報のCBTがあり、Ⅱ類にはありません。二次は発表・面接・口頭試問です。プログラムで学んだ原理と、自分が行った工夫を説明できる準備が重要です。
出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜募集要項」4〜9ページ
受講先以外の大学でも成果を実績として伝える
大学の講座で作ったプログラムや調べた結果は、本人の活動として別大学の出願資料でも説明できます。提出できる資料や評価の対象は、出願する大学の方式に合わせて確認しましょう。
筑波大学情報科学類のAC入試では、継続した取り組みを通じた「問題解決能力」を評価します。講座で終わらず、自分で課題を設定し、試作・比較・改善を続けた経過を、自己推薦書や活動経過報告書へまとめる方法が考えられます。2027年度は書類選考と面接・口述試験で、共通テストは課しません。
出典:筑波大学「2027年度AC入試学生募集要項」5〜7ページ
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)でも、問いを立て、情報収集・分析・考察した過程を活動報告や発表で伝えられます。高校卒業資格のルートでは数学・外国語が各3.3以上で、学科区分ごとの履修条件があります。一次は書類等、二次は発表と口頭試問を含む面接で、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜要項」4・6〜9・23〜24ページ
資格と制作・分析を組み合わせる準備
例えば、センサーの値を記録するプログラムを作ったら、値のばらつきや測定条件を統計検定の知識で検討する方法があります。プログラミングや情報処理の資格を学び、コードの仕組みと改善の理由を説明することもできます。理科学実験なら、物理検定や数学の学習を、現象の予測やデータの解釈へつなげられます。
資格は基礎知識、プログラムは学習の経験、独自の探究は本人の工夫を示す材料です。ノート・コード・図表・考察を残し、共同作業では自分の担当を明確にしてください。修了証だけでなく、その後に何を試したかまで伝えると、大学で学ぶ理由が具体的になります。
理系推薦には2倍前後で挑戦できる方式も
理系の推薦・総合型選抜には、比較的倍率が落ち着いた方式もあります。2026年度の確定結果では、次のような例があります。倍率は受験者数を合格者数で割った数字です。
| 実質倍率 | 大学・学科と選抜方式 | 受験者 | 合格者 |
|---|---|---|---|
| 2.00倍 | 愛媛大学工学部・機械工学コース/総合型選抜Ⅰ | 6人 | 3人 |
| 2.00倍 | 静岡大学工学部・数理システム工学科/学校推薦型選抜Ⅱ | 4人 | 2人 |
資格の基礎知識と高大接続での学び、本人の制作・研究成果を早くからそろえれば、国立理系大学を推薦で狙う選択肢が広がります。倍率だけでなく、学びたい分野と出願条件を合わせて、大学ごとの対策を準備しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスは応募から推薦対策まで徹底伴走
スキルパスは、高大接続プログラムと資格をどう組み合わせ、大学の推薦対策へつなげるかを熟知しています。対象学年と日程を踏まえたプログラム選び、応募時の志望動機、数学・情報の基礎学習を、一人ひとりの志望校に合わせて支えます。
受講後は、本人が取り組んだ課題の理解を深め、プログラミングやデータ分析を使った追加の検証へ進めます。活動資料と志望理由書を大学別に整理し、参加前の準備から、資格・探究・出願書類・面接まで一貫して対策できます。高1・2から、推薦で伝わる実績づくりをご相談ください。
どのプログラムに応募し、どんな資格・研究成果を準備するか、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


