宇都宮大学のiP-Uは、科学の講座から研究室での活動へ進む、高校生等の人材育成プログラムです。基盤プランの修了が、未来デザイン型入試への出願につながることも特徴です。研究成果を説明する練習と、志望分野の基礎学力の定着を並行して進めましょう。
宇都宮大学iP-Uで学べることと参加条件
2026年度の応募期間は5月1日〜6月15日でした。主な対象は高1・高2、中等教育学校4・5年、高専1・2年で、高3も応募できます。栃木県内に限らず、宇都宮大学の講座に参加できる人が対象です。
1年目の基盤プランでは、実験や課題解決の考え方、大学の専門分野を学びます。才能育成プランは基盤プラン修了生からの選抜があり、指導教員とのマッチング後、研究室で独自テーマに取り組みます。広く学ぶ段階と、研究を深める段階を区別して予定を立てましょう。
出典:宇都宮大学・iP-U募集案内とFAQ/基盤・才能育成プラン
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば空中ディスプレイの講座から光学や表示技術に関心を持った場合、見え方が変化する条件を調べ、観察結果を図や数値で記録する発展が考えられます。自分で確かめられる課題を絞り、試した条件、予想と違った点、改善の理由を残します。
講義で知った原理を、自分の問いに使った過程が重要です。共同作業なら担当箇所も明示し、研究室の指導内容と自分の工夫を整理します。結果とともに、考え直して改善した過程まで説明できる資料が、入試の発表を支えます。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
光や機械の探究なら物理、測定結果の比較なら統計、データ処理ならプログラミングを補います。物理検定・統計検定等の取得や情報系コンテストへの挑戦も、学んだ知識を探究で使った具体例と一緒に伝えると、活動の連続性が見えます。
未来デザイン型は、工学部・農学部で実施する総合型選抜A(特別)です。iP-Uは基盤プラン修了者が対象段階に当たり、応募や受講だけでなく、出願時に修了の条件を満たす必要があります。入試の出願時期と修了時期も合わせて確認しましょう。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 学びを生かす例 | 主な確認条件 |
|---|---|---|
| 宇都宮大学工学部機械・情報電子系・未来デザイン型 | 基盤修了と理数探究の発表 | 現役等、入学確約、概評B、数学Ⅲ・物理 |
| 工学院大学情報学部・探究成果活用型 | 実験データの分析と発表 | 理数探究・発表経験、課程別の評定 |
| 東京電機大学理工学部・総合型(AO) | 光学・情報処理の課題解決 | 数学・外国語各3.3、所定の履修 |
宇都宮大学の2027年度要項40ページ(PDF48頁)は、工学部機械・情報電子系の発表を「理数系科目に関する探究活動」としています。iP-Uで扱った問い、試した方法、考察を資料にまとめ、自分の言葉で説明する準備が、この評価場面につながります。
未来デザイン型の工学部機械・情報電子系は、GSC等の第一段階修了に加え、2027年3月卒業見込み等、合格時の入学確約、学習成績概評B以上、数学Ⅲ・物理の履修または履修見込みが必要です。発表5分、質疑応答15分程度、面接10分程度で、数学・物理の基礎知識も問われます。プログラムの成果と、学校での学力を両方準備する対策が大切です。
工学院大学情報学部の探究成果活用型は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と学内外発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。全体評定は普通科・理数科3.2、専門学科3.5以上。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群の両方を履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上です。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答で選考します。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)では、探究の過程を活動報告や発表で伝えられます。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接があり、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、愛媛大学工学部工学科・機械工学コースの総合型選抜Ⅰは、受験者6人・合格者3人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、iP-Uで取り組みたい分野と大学で学びたい内容を整理し、資格学習、受講、探究を進める予定を組みます。例えば表示技術なら物理の理解を確かめ、Pythonで測定データを可視化し、比較条件と誤差を説明する練習につなげます。
成果が出てからは、研究ノートから発表に必要な図表を選び、短い時間で問い・方法・結果・考察を伝える資料に整えます。志望理由書には、活動で分かった限界と大学で深めたい学問を書き、面接では担当した作業や基礎原理を答えられるまで練習します。受講経験を、研究の実績と大学別の受験準備へつなげる支援です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


