大阪大学SEEDSプログラムは、高校生が大学の講義や研究に触れ、科学への関心を自主研究へ発展させる高大接続プログラムです。2027年度入試では、理学部と工学部の募集要項にSEEDSの名前が明記されています。
SEEDSでの学びと資格、本人の研究成果を組み合わせ、大阪大学を含む理系推薦を目指しましょう。学部によって、必要なのが「実感コース修了」なのか「参加経験」なのかが異なります。
SEEDS2026体感コースの対象と選考
2026年度の体感コースは、高校・高専の1・2年生を主な対象に、130名程度を募集しました。受講経験がない人で、8割以上出席できることが条件です。過去の聴講は、ここでいう受講経験には含まれません。
選考は、高校1年生を想定した科学の講義を聞き、その内容に関する課題へ解答する形式です。応募時にはSEEDSクエストへの回答も必要ですが、その回答内容は合否評価に使われません。
2026年度の応募期限は延長後の5月27日午前9時で、募集は終了しています。今後の参加を考える人は、次の年度の募集情報を確認してください。会場へ通う日と学校の予定も、早めに照らし合わせておきましょう。
体感から実感へ、講義と研究の経験を積む
2026年度プログラム概要では、体感コースは8月から翌年2月にかけて、科学技術の講義、少人数の議論、留学生との交流等に取り組みます。さらに、複数の研究テーマを選んで体験する体感科学研究があります。
体感修了者の希望者から選考を行い、翌年4月から実感コースへ進む仕組みです。大学研究室で自主研究に取り組み、研究成果の発表を目指します。高校での研究を大学教員が支える体感コースS・実感コースSもあります。
講義で知ったこと、自分で考えた問い、研究で改善した点を記録することが、推薦対策に役立ちます。2026年から体感コースに参加する高校1・2年生は、2027年度大学入試とは受験時期が異なるため、将来受験する年度の条件を確認しましょう。
新しいSEEDSチャレンジコースは、2026年11月時点で公式サイトに準備中と案内されています。ここでは募集内容を確認できる体感・実感を中心に紹介します。
出典:SEEDS2026年度プログラム概要・SEEDS公式サイト
SEEDSを生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | SEEDSや研究の扱い | 主な準備 |
|---|---|---|
| 大阪大学理学部・総合型選抜(研究奨励型) | 実感コース修了が研究実績要件の一つ | 研究成果概要、口頭試問、共通テスト |
| 大阪大学工学部・学校推薦型選抜 | SEEDS参加経験が推薦要件の一つ。聴講は除く | 学校長の推薦、研究成果概要、面接、共通テスト |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 分析や制作を特別活動レポートで説明 | 動画、数学・情報CBT、面接・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 課題設定と研究・改善の過程を説明 | 評定・履修、活動報告、事前課題、発表 |
理学部研究奨励型は実感コース修了が一つのルート
大阪大学の2027年度要項22ページは、化学科・生物科学科の研究実績要件の一つに「SEEDSプログラム実感コース」を挙げ、受講・修了を求めています。
対象は高校等を2026年度中に卒業・卒業見込みの人などです。志望学科・コースの指定する共通テスト科目の受験と、合格した場合の入学確約が必要です。一次は書類、二次は研究成果の発表を含む口頭試問で、共通テストも合わせて判定されます。
研究成果概要には、要旨、研究の内容、自分の貢献度を記載します。修了の事実に加え、自分が何を考え、研究のどこを担当したかを伝える準備が重要です。
工学部推薦は参加経験を含む複数の要件から選ぶ
工学部の2027年度要項35ページは、推薦要件の一つとして「SEEDSプログラムに参加経験のある者」を挙げています。聴講生での参加は該当しません。
高校等を2025年度に卒業、または2026年度中に卒業・卒業見込みの人などが対象です。学校長が推薦できること、合格時の入学確約、指定の共通テスト科目の受験が必要で、推薦人数は1校1学科4名以内です。
科学研究やコンテスト、数学・理科の各評定4.3以上なども、参加経験と並ぶ別の要件です。自分に当てはまるルートで出願条件を確認しましょう。書類と面接で研究や学ぶ意欲を説明し、共通テストの基礎学力も準備する方式です。
研究を他大学の総合型にも伝える
電気通信大学Ⅰ類は、分析等の活動をレポートと3分以内の動画で示します。2027年3月に日本の高校等を卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報CBT等と発表・面接・口頭試問があります。
東京電機大学理工学部は高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格ルートでは数学・外国語各3.3以上と学科区分別の履修条件があり、事前課題・活動報告、発表・面接を準備します。理工学部は他大学と併願できます。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
2026年度の確定結果では、金沢大学理工学域物質化学類のKUGS総合型選抜は受験7人・合格3人で実質2.33倍。愛媛大学工学部機械工学コースの総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で2.00倍でした。
資格と研究成果を早期に準備し、出願条件と分野の相性が合う方式を比較することで、倍率の落ち着いた理系推薦から名門大学を目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでSEEDSと資格・研究・出願をつなぐ
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。SEEDS応募前は科学の講義を理解し、考えを文章で説明する練習から支えます。
受講中は、数学検定や統計検定等の学習を研究に結びつけます。例えばセンサーの測定結果を比べるなら、測定条件をそろえ、ばらつきや誤差も確認し、改善前後の違いを図表で説明する準備が考えられます。
本人の研究記録から貢献度と考察を整理し、研究成果概要・志望理由書・面接へつなげる指導です。応募、資格対策、課題理解、本人の探究、出願資料と口頭説明まで、オンラインで徹底伴走します。
プログラム選びと理系推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


