金沢大学STELLAプログラムのシニアコースは、高校生等が研究テーマを提案し、大学で研究を深める育成プログラムです。理系推薦を見据え、高校1・2年のうちから取り組める活動として注目できます。
Cステージの修了と、資格・自分の研究成果を組み合わせ、名門理系大学への推薦対策を早めに始めましょう。金沢大学には修了を出願資格の一つとする入試があり、他大学にも研究の過程を伝える総合型選抜があります。
STELLAシニアの対象と2026年度の募集内容
2026年度の応募対象は、高校・高専の1、2年生と、中等教育学校の4、5年生です。全国から応募できますが、土日を中心に主に金沢大学で行う講義・実習へ参加でき、保護者の承諾があることが必要です。
募集はCステージ30名。体験ステージの参加・聴講後に、個人調書、研究活動経験書、聴講レポート、研究提案書を提出します。一次は書面審査です。他大学等のSTELLAやGSCに参加予定の人は応募できません。
参加費は無料で、交通費は原則自己負担。遠方のC・Dステージ受講生には一部補助があります。2026年度の募集は終了しており、応募受付は6月22日まで延長されました。次の募集では、その年度の案内を確認してください。
出典:金沢大学STELLAシニア「応募方法」・Sr.2026年度募集要項
Cステージから研究室での探究へ
2026年度のCステージは7〜12月で、月1〜2回、計6回の実施予定です。研究倫理、科学方法論、データサイエンスなどの総合科目に加え、着想科目、英語で研究活動を学ぶ言語科目があります。
Cステージでは、興味を具体的な研究課題と計画に変えることが中心です。研究計画を発表し、所定の課題を満たすと修了認定証が授与されます。次のD1はC修了者から15名を選抜し、2027年1〜11月に大学等の研究室で研究。希望者向けのD2では、さらに研究を深めます。
例えば、環境や材料への疑問を、何を測り、何と比べるかが明確な計画へ具体化する取り組みが考えられます。修了だけを目標にせず、助言を受けて計画をどう改善したかを記録しておきましょう。
修了・研究実績を大学推薦へつなげる方式
| 大学・方式 | 修了や成果の生かし方 | 併せて必要な準備 |
|---|---|---|
| 金沢大学物質化学類・KUGS総合型選抜Ⅱ | Cステージ修了が出願資格の一つ | 卒業年等、指定共通テスト、口述試験 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 分析・プログラム等を特別活動レポートへ | 数学・情報CBT、動画、発表・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 問い、研究の過程、考察を活動報告へ | 評定・履修、事前課題、発表・面接 |
ここで紹介するのは2027年度入試の条件です。2026年度に高校1・2年で受講を始める人は、実際に受験する年度の要項で確認してください。
金沢大学はC修了を出願資格の一つに明記
2027年度KUGS特別入試要項は、STELLAの「研究計画を策定する段階」の修了を資格ルートとして挙げ、金沢大学ではシニアのCステージ修了が該当するとしています。
物質化学類の総合型選抜Ⅱでは、この資格ルート等に加え、高校等を2024年4月〜2027年3月に卒業・卒業見込みなどの条件と、合格時の入学確約が必要です。指定の共通テスト科目を受験し、化学の知識も使う口述試験を受けます。
共通テストは900点満点の概ね540点以上を合格の基準とし、平均点が大きく変われば変更される場合があります。修了を入り口に、化学・数学などの学力と、自分の研究を説明する力を並行して準備しましょう。
出典:金沢大学「令和9年度KUGS特別入試学生募集要項」2・27ページ
他大学にも本人の研究内容を伝えられる
電気通信大学Ⅰ類は、活動実績報告書にデータ分析や制作物・解析手法等をまとめ、3分以内の活動PR動画も提出する方式です。研究で使った分析やプログラムと、自分の工夫を資料にできます。
2027年度は日本の高校等を同年3月卒業見込みの人などが対象で、合格時は必ず入学する確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、一次の数学・情報CBT等、二次の発表・面接・口頭試問を準備します。
東京電機大学理工学部の探究型も、問いの設定から情報収集・分析・考察までの経験を求めています。高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象で、高校卒業資格のルートでは数学・外国語が各3.3以上。学科区分別の履修条件もあります。事前課題・活動報告書等と二次の発表・面接で、自分の役割を説明してください。理工学部は他大学と併願できます。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
確定した2026年度結果では、金沢大学物質化学類のKUGS総合型は受験7人・合格3人で実質2.33倍でした。愛媛大学工学部の機械工学コース・総合型選抜Ⅰは、受験6人・合格3人で2.00倍です。
資格と修了成果を早期に準備し、倍率の落ち着いた理系推薦で名門理系大学を狙う戦略が考えられます。研究分野と出願条件が合う大学を選び、志望理由を作り分けましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで応募から大学推薦まで徹底伴走
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。応募段階では、体験講座で理解したこと、自分の疑問、既に試したことを整理し、本人の研究提案へつなげます。
研究分野に応じ、統計検定や数学検定、物理・化学などの学習実績を組み合わせる計画も考えられます。受講後は、研究課題の理解、分析・制作、図表と考察の整理を支えます。
資格対策・プログラムの応募対策・研究成果・志望理由書・面接までを、一人ひとりに合わせて支援する指導です。大学の指導で学んだ内容と本人の工夫を区別し、出願資料や化学・数学の口頭試問で説明する準備まで、オンラインで徹底伴走します。
高大接続プログラムの選び方と大学推薦への準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


