静岡大学の未来の科学者養成スクール(FSS)は、高校生が大学で学び、自分の研究を発展させるプログラムです。まだ研究を始めていない人にも、既にテーマがある人にも、応募の入り口があります。
FSSでの学びに資格と本人の研究成果を組み合わせ、理系の推薦・総合型選抜を目指しましょう。受講で得た知識を使い、何を試して何を考えたかを説明できる実績へ育てることが大切です。
FSSは2026年度も高校生の研究を支援
FSSは、2026年度も三菱みらい育成財団の助成や独自財源などで継続しています。過去のGSC事業の名称を見ただけで、プログラム自体が終了したと判断しないようにしてください。
2026年度は、高校1・2年生で、月1回以上、静岡大学の静岡または浜松キャンパスへ通える人が対象です。募集は40名で書類選考があります。参加費は無料。遠距離通学者等への交通費補助については事務局への確認が必要です。
応募期間は2026年7月1〜21日でした。今後の参加を考える人は、次の年度の募集情報を確認してください。県外からの参加例もありますが、継続して通える予定を立てておきましょう。
出典:FSS2026年度募集要項・FSS公式・2026年度の継続について
応募型を選び、研究への関心を具体的に伝える
受講の応募区分には、自己推薦一般型、自主研究推進型、学校推薦連携活動型、特別推薦総合型の4つがあります。一般型は具体的な活動をまだ始めていない人、自主研究推進型は既に自分のテーマで研究している人を想定しています。
学校推薦連携活動型は高校で科学活動を行っている、または行う予定の人などが対象です。特別推薦総合型は、主に工業・農業・水産高校等で技術系科目や技能・実技・総合力に優れた人を想定しています。必要書類も応募型によって異なります。
研究を始めたきっかけ、気になっている現象、大学で確かめたいことを自分の言葉で整理しましょう。既に取り組んでいる場合は、方法と結果、まだ分からない点を区別しておくと、研究内容の報告にもつながります。
基礎から研究提案・成果発表へ進む
2026年度の基礎力養成コースには、科学の講義、研究提案書の書き方、研究者倫理、統計、文章作成、発表の方法などがあります。講義を聞いた後は、理解した内容を振り返りレポートにまとめます。
研究力養成コースへは、研究課題、先行研究、目的、方法、発展性等を記した提案書による二次選抜があります。定員は20人。指導教員候補者との面談を経て研究を進め、2026年度入校生は2027年6月中旬頃の成果発表・修了を予定しています。
講義の感想から、検証できる問いと研究計画へ進めることが重要です。さらに上位の研究力発展コースもあります。学んだこと、助言を受けたこと、自分で改善したことを分けて記録してください。
FSSの成果を生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 伝えたい実績 | 併せて準備する内容 |
|---|---|---|
| 静岡大学数理システム工学科・総合型選抜(全学科枠) | 研究で生まれた数理・情報への関心と考察 | 英語・数学・物理、面接・口頭試問 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 研究で使った分析・プログラムや成果物 | 特別活動レポート、動画、CBT、面接 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 自分の問い、研究方法、結果と考察 | 評定・履修、活動報告、事前課題、発表 |
FSSの参加・修了と、各大学の出願条件は分けて確認してください。ここでは2027年度入試の例を紹介します。高校1・2年で受講を始める人は、受験する年度の要項で条件を確かめましょう。
静岡大学では研究を説明する力と基礎学力を準備
数理システム工学科の共通テストを課さない総合型選抜・全学科枠は、高校等卒業者・2027年3月までの卒業見込み者などが対象です。合格した場合は入学する確約が必要です。
一次は英語・数学・物理の基礎学力を問う試験、二次は面接・口頭試問です。要項16ページは、面接で「論理的思考力・表現力等」を判断するとしています。FSSで研究提案を改善し、根拠をもとに考察を伝えた経験を、数学や物理の学びと結びつけて説明する準備が考えられます。
出典:静岡大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」16ページ
他大学の総合型にも研究の過程を伝える
電気通信大学Ⅰ類は、データ分析などの情報技術を特別活動レポートと3分以内の活動PR動画で示す方式です。2027年度は日本の高校等を同年3月卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報のCBT等と発表・面接・口頭試問を準備します。
東京電機大学理工学部は、人物像に「情報収集・分析・考察」を含めています。高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象で、高校卒業資格のルートでは数学・外国語が各3.3以上。学科区分別の履修条件もあります。一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表・個別面接で、理工学部は他大学と併願できます。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
確定した2026年度結果では、静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験4人・合格2人で実質2.00倍。京都工芸繊維大学応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験30人・合格15人で2.00倍でした。
資格と研究・修了成果を早めに準備し、倍率の落ち着いた理系推薦で名門理系大学を狙う戦略が考えられます。興味のある分野と、各方式で求められる学力・実績が合うかを比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでFSS応募と大学推薦をつなぐ
スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。FSSの応募では、本人の関心と既に取り組んだことを整理し、志願書や研究内容報告で伝える準備を支えます。
統計検定でデータの比較を学ぶ、数学検定の学習で数式の理解を深めるなど、研究に役立つ資格対策も組み合わせます。例えば、地域の気温データを比較する研究なら、観測条件や欠測を確認し、平均だけでなく分布の違いも図で説明する準備が考えられます。受講後は、課題の理解、実験・分析の記録、図表と考察を整理し、大学ごとの活動報告と志望理由へつなげます。
応募・資格対策・本人の探究・出願資料・面接までを、一人ひとりに合わせて支援する指導です。大学で受けた助言と自分の工夫を区別し、英語・数学・物理の基礎や研究内容を問う面接まで、オンラインで徹底伴走します。
プログラムの選び方と理系推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


