神戸大学などが運営するROOTプログラムは、高校生等が自分の問いを立て、科学の研究へ進むための教育プログラムです。物質科学、生命科学、情報・計算科学、人間・環境科学など、幅広い分野から関心を深められます。

ROOTの研究提案や発表に資格の学習を組み合わせ、理系の推薦・総合型選抜を目指しましょう。研究の結果に加え、自分で考えた方法や、難しさを乗り越えた過程も、出願資料と面接で伝える実績になります。

ROOTは5大学が連携する高校生向けプログラム

ROOTは神戸大学、兵庫県立大学、関西学院大学、甲南大学、神戸薬科大学の連携で運営されています。2025年度からのSTELLA事業では、小中学生向けの神戸みらい博士育成道場とともに、STEP NEXTを構成しています。高校生等を対象とする部門は、2026年度もROOTの名称で募集されています。

2026年度の基礎ステージは約40名。原則として高校生、または対応する学年の高専生・中等教育学校生が対象です。募集期間は5月1日〜6月7日でした。今後の参加を考える人は、次回の募集情報を確認してください。

同年度に他大学のSTELLA・GSC・ジュニアドクター育成塾を受講することはできません。講座の日程や会場への通いやすさも含め、自分が研究を続けられるプログラムを選びましょう。

出典:ROOT公式「プログラムについて」・2026年度募集要項1〜2ページ

応募ではこれまでの探究と工夫を伝える

2026年度は書類審査とオンライン面接による選考です。応募者が多数の場合は、書類で面接対象者を選びます。

応募フォームでは、興味を持って探究したこと、調べた方法、分かったことと分からなかったこと、困難を乗り越える工夫などを記入します。プログラムで取り組みたいことや応募の動機も必要です。参考資料として、探究の成果物や受賞・活動歴を示す資料を最大5件提出できます。

華やかな成果だけでなく、自分が何を疑問に思い、どう確かめたかを具体的に伝えることが大切です。記録や図表を見返し、教員からの助言と自分の工夫を区別して説明する準備が役立ちます。

出典:ROOT「2026年度募集要項」2〜3ページ

基礎ステージの研究提案から実践研究へ

2026年度の基礎ステージは7月から翌年1月にかけての計画です。オリエンテーションと全体セッションに加え、8〜12月の週末等に開かれるセッションから、内容と日程に応じて参加するものを選びます。

基礎ステージの修了には、複数分野を含む週末セッションに5回以上出席することと、研究課題提案書を作成・提出し、中間・最終の2回の発表を行うことが求められます。その後は選抜を経て、大学研究者等の指導の下で研究する実践ステージへ進む仕組みです。

研究の問い、先行研究、検証方法、期待する結果をつなげ、助言を受けて計画を改善する経験を残しましょう。実践段階では、実験や分析の条件、途中の結果、解釈が変わった理由まで記録しておくと、大学で学びたいことも明確になります。

出典:ROOT2026年度募集要項3ページ・ROOT「カリキュラム」

ROOTの成果を生かして目指す大学・方式

大学・2027年度の方式結びつけたい実績併せて準備する内容
神戸大学理学部生物学科・総合型選抜生命科学の問い、実験・観察と考察評定4.0以上、活動報告、小論文、共通テスト
電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜情報・計算分野の分析、プログラムや制作物特別活動レポート、動画、CBT、面接
東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO)自分の課題設定と研究・改善の過程評定・履修、事前課題、活動報告、発表

ROOTの修了と、大学ごとの出願条件は分けて確認してください。以下は2027年度の方式例です。これから受講する人は、実際に受験する年度の募集要項に合わせて準備しましょう。

神戸大学では活動報告と生物学の理解をつなぐ

神戸大学生物学科の2027年度総合型選抜は、高校等を2024年4月〜2027年3月に卒業・卒業見込みの人などが対象です。全体の学習成績4.0以上、指定の共通テスト6教科8科目の受験、合格時の入学確約が必要です。

要項4ページでは、調査書・志望理由書・活動報告書から「主体性・協働性」などを評価するとしています。ROOTでの生命科学研究なら、テーマを選んだ理由、観察・実験での自分の役割、結果から考えたことを具体化する準備が考えられます。

一次は書類、二次は小論文と面接・口頭試問、最終は共通テストの成績による選考です。研究を説明する練習と、生物学や関連教科の基礎学習を並行しましょう。

出典:神戸大学「2027年度理学部総合型選抜学生募集要項」3〜5ページ

情報・計算の研究は他大学の総合型にも

電気通信大学Ⅰ類は、データ分析等の活動を特別活動レポートと3分以内の活動PR動画で示す方式です。2027年度は日本の高校等を同年3月卒業見込みの人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報のCBT等と発表・面接・口頭試問を準備します。

東京電機大学理工学部は、高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格のルートでは数学・外国語が各3.3以上で、学科区分別の履修条件があります。一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表・個別面接。理工学部は他大学と併願できます。

出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・東京電機大学2027年度要項4・6〜9・23ページ

倍率が落ち着いた理系推薦も比較する

確定した2026年度結果では、愛媛大学工学部機械工学コースの総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍。熊本大学理学部理学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。

資格と研究成果を早期から準備し、分野の相性と出願条件を比べることで、倍率の落ち着いた方式から名門理系大学を目指す戦略が考えられます。

出典:愛媛大学2026年度入試結果1ページ・熊本大学2026年度入試結果2ページ

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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スキルパスで応募・資格・研究・大学推薦を準備

スキルパスは、理系推薦で評価される実績の組み合わせ方や資格対策を熟知しています。ROOTの応募前には、興味のある分野と過去の活動を整理し、成果物の選び方、応募理由、面接での説明を支えます。

生命科学なら生物や統計の学習、情報・計算ならプログラミングや統計検定など、研究に役立つ資格対策を組み合わせます。例えば公開された生態調査データを分析するなら、データの収集条件と偏りを確認し、比較の方法や図表の読み方まで理解する準備が考えられます。

本人の問いと研究記録を、活動報告・志望理由書・面接の説明へつなげる対策です。大学で受けた指導を自分で説明できるようにし、基礎学力と研究成果の両方を伸ばす準備に、オンラインで徹底伴走します。

神戸大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

電気通信大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

東京電機大学の志望理由書例文スキルパスの理系特化推薦対策

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