佐賀大学の高校生向け科目等履修は、大学の授業を学び、合格すれば単位と学業成績証明書を取得できる制度です。高校時代から大学の学びへ進み、自分の関心を具体的に試せます。
大学科目の学習と、資格・自分のデータ分析を組み合わせて、理系推薦を目指しましょう。授業で身に付けた考え方を実際の課題へ使うと、大学で学びたい理由を実績から説明できるようになります。
2026年度はデータサイエンスと線形代数学
佐賀大学は2023年度に高校生向けの科目等履修生の受け入れを始め、2026年度も実施すると公表しています。対象は高校生等で、2026年度の科目はデータサイエンスBasicⅠ・Ⅱが各1単位、線形代数学bが2単位です。
受講期間は2026年度の後学期、10月から翌年3月まで。eラーニングで学びますが、線形代数学bは3月中旬〜下旬に佐賀大学で対面試験を行う案内です。自宅での学習と、必要な来学の日程を合わせて考えましょう。
授業料は1単位5,000円で、教科書代は別途必要です。申し込みは所属学校を通して行い、2026年度の期限は8月20日でした。次の年度を検討する場合も、大学と在籍校の最新案内を確認してください。
科目に合格して得た単位は、佐賀大学へ入学した場合、卒業に必要な単位として認定されます。これは授業の履修・単位認定の制度です。入学者選抜へは別に出願し、各方式の条件を満たす必要があります。
履修した内容を本人の分析・制作へ
大学の授業を学ぶ価値は、成績証明書とともに、考え方や方法を自分の課題へ使える点にあります。例えば公開されている気象や交通のデータを整理し、条件を変えると結果がどう違うかを比べる探究が考えられます。
統計検定の学習で比較や推測の基礎を学ぶ、プログラミングの学習でデータ整理や可視化を行うといった組み合わせも候補です。授業の内容を確かめながら、自分で扱えるデータと問いを選びましょう。
データの出典、選んだ理由、処理の方法、結果と限界を記録することが、提出資料と発表の準備になります。授業の課題として行ったことと、その後に自分で広げたことも分けて示せます。
2026年度の授業は10月開始なので、2027年度入試の電通大9月1〜3日、電機大AO9月7〜10日の出願には、この授業の成果は間に合いません。佐賀理工総合型Ⅰの11月1〜6日の出願時点では履修中の学びとして扱い、翌3月までに取得する単位を修得済みとは記載しません。修得後の成果は、主に翌年度以降の対策へつなげます。
データと数学を生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 学びを伝える場面 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 佐賀大学理工学部・総合型選抜Ⅰ | 情報・数理の探究を活動実績報告書・面接へ | 卒業年月、数学Ⅲ、入学条件、適性検査 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | データ分析や制作を特別活動レポート・動画へ | 現役等、入学確約、数学・情報CBT |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 技術の学習と本人の分析・制作を活動報告へ | 数学・外国語3.3、履修条件、事前課題 |
以下は2027年度入試を例にした準備です。参加した学年によって受験年度が変わるため、実際に出願する年度の条件と照合してください。
佐賀大学は学んだ内容を研究記録へ
2027年度理工学部総合型選抜Ⅰは、高校等を2025年4月以降に卒業した人・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。志望分野への明確な動機と学ぶ意欲があり、合格時に確実に入学できることが必要です。
数理分野と情報分野は数学Ⅲの履修が必要です。他の分野を選ぶ場合は、化学分野なら数学Ⅲ・化学、その他の分野なら数学Ⅲ・物理という指定があります。
書類審査、口頭試問を含む面接、分野別の適性検査を各100点で評価し、共通テストは課しません。数理・情報分野では、志願状況によって一次の書類選考を行う場合もあります。
要項の活動実績報告書の評価には「研究レポートや研究ノート」が挙げられています。授業で学んだ分析方法を使い、何を確かめてどう考えたかを研究記録へまとめる準備が考えられます。申請できる活動実績は1件なので、本人の担当や工夫が伝わるものを選びましょう。
出典:佐賀大学2027年度理工学部総合型選抜Ⅰ要項2・6〜8ページ
他大学の情報・理工系にも展開する
電気通信大学Ⅰ類の2027年度総合型選抜では、特別活動レポートと3分以内の活動PR動画を提出します。データ分析、プログラミング、デジタルものづくり等の内容を示し、活動を証明する資料も添付します。
高校等を2026年度中に卒業する人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学・情報のCBT等、二次の発表・面接・口頭試問を行い、共通テストは課しません。分析した図と、処理や解釈を説明する練習をつなげられます。
東京電機大学理工学部の2027年度AOは、既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では、数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要です。活動報告、事前課題、発表・面接等に備えます。理工学部は他大学との併願が可能です。
出典:電気通信大学2027年度総合型選抜要項・東京電機大学2027年度AO要項
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格と大学での学びを本人の探究へつなげ、出願条件と専門分野に合う方式を選ぶことで、名門理系大学を推薦で狙う戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで大学科目・資格・推薦対策をつなぐ
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。科目選びや応募前の基礎学習、授業を踏まえた本人の課題設定、分析、資料と面接まで支えます。
統計とプログラミングの資格学習を、公開データの分析や制作と組み合わせる方法があります。どの条件を比べたのか、処理を変えると何が変わるのかを確認し、図や研究ノートへ残します。
知識を学んだ実績と、自分で使い、考えた実績をつなげる指導です。学業成績や履修中の活動も正確に整理し、本人の言葉による志望理由書、発表・口頭試問へ向け、オンラインで徹底伴走します。
科目選びと推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


