神奈川工科大学の「きらきらガラス細工」は、グラスやペンダントを作り、後日レポートへまとめる高大連携講座です。大学のKAIT工房で、材料や加工の特徴に触れながら自分の作品を制作できます。作品の構想や改善の記録を残し、物理・化学や情報の資格学習、自分の探究を組み合わせることで、理系の総合型選抜・公募推薦へ向けた実績づくりを考えられます。
きらきらガラス細工で学べることと参加条件
対象は、神奈川工科大学と協定を結ぶ高校・中等教育学校の、美術部員やものづくりに関心のある生徒です。顧問の先生も参加でき、2026年度は5月以降、高校と日程を相談して、長期休業や土曜日に大学で実習する案内です。
内容は、グラスに模様を付けるサンドブラストと、金属にガラス質の釉を焼き付ける七宝焼きです。両方なら約3時間、片方だけなら約2時間で、専門家の指導を受けてオリジナル作品を作ります。2回目・3回目の再受講も可能と紹介されています。
申込は4月から随時、先生を通じて公印付き書類をまとめて提出します。費用は両方500円、片方300円で、交通費・昼食代は自己負担です。当日の実習後、約1か月を目安に高校ごとに振り返りレポートを提出し、成果認定後に修了証書が授与されます。12月19日の成果発表会は、都合が合えば参加できる計画です。
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば、模様の配置や面積を変えたときに、見え方と使いやすさへどんな違いが出るかを考える活動が挙げられます。最初の図案、試作での気づき、完成品を写真や図で残す方法です。材料や表面の状態が作品に与える影響を文献で調べると、制作の経験から学問への関心を深められます。
完成品に、比較した案と選んだ理由を添えることが大切です。先生の助言で修正した点、自分で工夫した部分、次の制作で確かめたいことを記録しましょう。チームや部活動で受講した場合も、本人の担当と貢献を説明できます。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
物理検定・化学検定へ向けた学習は、光や材料、熱による変化への理解を深める土台になります。情報系資格の学習と図案の作成、統計の知識と寸法・重さなどの記録を組み合わせる方法も考えられます。表計算やPythonで比較をまとめる場合は、測った条件も残してください。
以下の3大学の2027年度方式は2026年9月に出願を終えています。出願後の制作や12月の発表を、9月時点の実績にはできません。2027年度要項は方式比較の例で、これから参加する人は主に翌年度以降へ、基礎学力と活動を計画しましょう。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | ガラス細工を生かす方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 神奈川工科大学・探究活動発表方式 | 図案・制作・改善の過程 | 専願、活動報告、発表・面接 |
| 電気通信大学・Ⅲ類 総合型選抜 | 材料の性質と加工結果を調べた研究 | 現役等、入学確約、研究報告・口頭試問 |
| 東京電機大学・理工学部 AO | 材料や設計への問いと検証 | 評定・履修、事前課題、発表 |
神奈川工科大学の2027年度探究活動発表方式は、合格した場合に必ず入学する専願制です。工学部・情報学部と管理栄養学科で実施され、探究の分野自体は限定されていません。要項43ページは「課題発見から分析・考察に至るプロセス」を重視すると説明しています。制作の条件変更、失敗の原因、改善の根拠が、その説明に生かせます。
活動発表・面接50%、活動報告書20%、書類30%で評価します。面接約20分のうち発表は約7分。学科別の選抜方針に合わせた資料と、内定後の課題提出も必要です。
出典:2027年度探究活動発表方式要項42〜49ページ(PDF1〜8頁)
電気通信大学Ⅲ類の2027年度総合型選抜では、活動実績の一覧と、理工学に関する代表的な研究を活動実績報告書へまとめます。要項7ページ(PDF9頁)の「研究方法と結果」は、関連する原理・法則・応用も含めて説明する内容です。ガラスや金属の制作を研究へ広げるなら、材料や形の違いを記録し、性質と加工結果の関係を検討した内容を示す方法が考えられます。
2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時の入学確約が必要です。共通テストを課さず、一次は書類、二次は約10分の発表と約20分の質疑・口頭試問で選考します。講座での学びと、自分が行った研究の内容を説明する準備が必要です。
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、金沢大学理工学域物質化学類のKUGS特別入試・総合型選抜は、受験者7人・合格者3人で実質倍率2.33倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、ものづくりへの関心を、材料の基礎学習や資格、図案・測定・比較の探究へつなげられます。作品写真だけでなく、構想、条件、修正理由、調べた資料を整理し、成果を説明する準備もできます。
志望理由書では、制作で感じた疑問を、大学で深めたい材料・設計・技術の課題へ結び付けます。発表では図案と完成品を比較し、口頭試問に向けて、何を根拠に改善したかを本人が説明する練習もできます。美術や部活動の経験を、理工学への問いと検証が伝わる実績へ育てることを支援します。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


