大阪大谷大学の「自然科学演習」は、高校生が薬学部1年生とともに学ぶ高大連携単位認定科目です。事前学習、大学での実験、データ解析、発表を通じて、生命現象を複数の分野から考えます。
実験で得た経験に、資格と本人の分析を組み合わせ、理系推薦で伝えられる実績を育てましょう。同大学には、科目の単位修得を出願条件とする高大連携科目接続型入試もあります。
事前学習から実験・解析・発表まで取り組む
現在公表されている募集資料では、原則高校2年生が対象で、1年生も高校の推薦があれば受講可能です。学校からの推薦を受けて申し込み、人数は30人程度、申込締切は2027年2月1日と案内されています。
授業はオンデマンドの事前学習に加え、大学での2日間の学習で構成されています。テーマは、ホルモンや栄養素による遺伝子発現の調節です。1日目の講義・実験を踏まえ、2日目に測定データを解析し、統計処理や実験結果の発表に取り組む構成です。
小テスト、レポート、参加態度、成果のグループ発表等で評価し、合格者には「単位修得証明書」を発行します。大阪大谷大学薬学部への入学後には、自然科学演習1単位として認定される仕組みです。受講日や申込方法の詳細は、大学から高校へ提示される実施要項で確認してください。
出典:大阪大谷大学・高大連携単位認定科目「自然科学演習」募集資料
同じ結果を見ても、本人の考察で違いが生まれる
実験を推薦で伝える際は、何を測定したのか、その結果から何が分かるのか、どこまでは言えないのかを整理しましょう。大学生と同じ班で学んだ場合も、本人が担当した作業と考察を分けて残すことが大切です。
例えばデータ解析では、条件ごとの値、測定の繰り返し、ばらつき、比較方法を確かめる視点が考えられます。統計検定で平均や散らばりの読み方を学び、表計算やプログラミングで本人が図を作る対策もあります。
生物検定・化学検定の学習を通じて、実験で扱う生命現象や物質への理解を深める組み合わせも考えられます。これらは本人が学びを発展させる例で、科目の受講者全員に資格取得が課されているという意味ではありません。
教わった内容、自分で分析した部分、結果を受けて考えた問いを分けることが、研究の経験を伝える土台になります。実験の操作や追加の研究は、指導者の管理と学校・大学のルールに従って取り組んでください。
科目の学びを生かして目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 学習・成果の位置付け | 主な条件・準備 |
|---|---|---|
| 大阪大谷大学薬学部・高大連携科目接続型 | 高大連携科目の単位修得が出願条件 | 現役、校長推薦、全体3.3以上、欠席条件、入学確約 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 本人のデータ分析・制作を資料と動画へ | 現役等、入学確約、数学・情報CBT |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 理科・情報の学習と探究を課題・発表へ | 数学・外国語3.3、課程別履修条件 |
大阪大谷大学の科目修得という直接の条件と、他大学に本人の分析・探究を伝える活用は別です。他大学の志望分野に合わせ、本人が何を学び、どの成果を示せるかを考えましょう。
大阪大谷大学の接続型は成績・欠席条件も確認
2027年度の薬学部・高大連携科目接続型入試は、2027年3月に高校等を卒業見込みで、出身学校長の推薦があり、高大連携単位認定科目の単位を取得していることが条件です。
全体の学習成績の状況は出願時に3.3以上。3年生1学期までの欠席日数は20日以下である必要があります。ただし、本人に帰責されない事由がある場合は考慮され、在籍校が作成する所定の理由書を提出する扱いです。合格すれば必ず大阪大谷大学へ入学することも条件です。
大学公式は「書類審査(調査書、推薦書)、事前課題、面接」による選考を示しています。科目での学習を振り返り、実験の目的、自分の担当、分析した内容、薬学部で深めたいことを説明する準備が考えられます。
受講の募集時期と、大学入試の年度を区別
この2027年度入試の出願は2026年11月1〜6日、試験は11月14日です。現在の受講資料に記載された2027年2月1日の申込締切は、その出願より後です。これから受講する科目を、すでに単位修得した実績として2027年度入試に使うことはできません。
2027年度方式は比較例として読み、受講した時期と取得した成果、本人の受験年度を合わせてください。高校1・2年生なら、その後の研究や資格学習も含め、翌年度以降の推薦に向けた準備を進められます。
電気通信大学Ⅰ類の2027年度総合型選抜は、2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等に備え、共通テストは課しません。
東京電機大学理工学部AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要で、事前課題、活動報告、発表・面接等で選考します。他大学との併願も可能です。両大学は2026年9月上旬の出願なので、その後の科目修了を既得実績にはできません。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
資格と探究で理系推薦の選択肢を広げる
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格、本人の分析・探究、数学・理科の基礎を早くから育て、条件と倍率が合う方式を比較する。名門理系大学を推薦で目指すためにも、学びと出願の両方を見据えた準備が役立ちます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで基礎・資格・成果資料・面接まで対策
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。受講条件と受験時期の整理、理科・統計の学習、本人の探究、志望理由書、面接まで支えます。
実験前には必要な基礎と相談したい点を整理し、実験後は比較条件、本人が作った図、結果の解釈をまとめます。資格で学んだ知識と研究の問いを結び、面接で自分の判断や次に確かめたいことを説明する準備へつなげます。
実験の体験を、本人が理解し、分析し、自分の言葉で伝えられる実績へ育てる対策です。オンラインで徹底伴走します。
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