大学の研究設備を使って実験し、海外の高校生と英語で成果を伝え合う。立教学院が主催する「UK-Japan Young Scientist Workshop」は、科学と国際交流を結ぶ企画です。実験で確かめたことと、自分が担った分析・発表を残すことが、推薦・総合型選抜で伝える実績につながります。
2026年は日英の高校生51人が参加
2026年8月4〜7日に、立教大学池袋キャンパスなどで実施されました。立教大学と聖路加国際大学が協力し、日本側6校27人、英国側6校24人が参加しています。7月31日〜8月3日の京都・大阪・東京での事前研修や交流は、実験の4日間とは別の日程です。
日本側は立教池袋、立教新座、香蘭女学校、立教英国学院、京都教育大学附属、京都聖母学院の参加でした。全国の高校生が自由に申し込める募集として紹介されている企画ではありません。在籍校での案内と次回の参加条件を確認してください。
実験と分析に3日、最終日は英語で発表
2026年は、フォトクロミック分子、X線、インジゴ合成、AIを用いた宇宙・地球のデータ解析、ラザフォード散乱、科学コミュニケーション、マスクと公衆衛生という7テーマが用意されました。参加者は希望するテーマを一つ選び、実験と分析に取り組みます。公衆衛生のテーマのみ聖路加国際大学で実施されました。
説明、実験、分析は英語で行われ、4日目にはグループごとに成果発表と質疑応答を実施しています。初めての装置や未履修の内容について、教員や仲間の助けを得ながら学ぶ過程もありました。
活動後は、手順や結果に加えて、自分が担当した測定、分析で迷った点、質問を受けて考え直したことを整理しましょう。チームの成果と本人の判断を分けて説明できる記録が大切です。
資格を、実験やデータの理解と結びつける
例えば、宇宙・地球のデータ解析に取り組んだ場合、使用したデータの意味、欠測値の扱い、図表から読み取れることを振り返る方法があります。さらに公開データを使って、条件を変えた分析を本人が試すことも一案です。
統計検定の学習は、平均やばらつき、比較方法を理解する基礎になります。Pythonを学んで図表を作り直せば、処理の仕組みまで説明する練習にもなります。物理のテーマなら物理検定などの学習で関連する原理を整理し、英検の学習では科学の内容を読み、説明する英語力を育てられます。
これらは参加後の発展例で、プログラムの必須資格ではありません。資格名、実験結果、本人の考察を一つの学習過程として伝えることが、大学で深めたい問いの説明につながります。
情報・理工系の成果を生かして考えたい大学3校
| 大学・方式 | 活動の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類/総合型選抜 | データ解析など本人の活動を報告。2027年3月卒業見込み等と合格時の入学確約が必要 |
| 東京電機大学・理工学部/総合型選抜 | 探究を活動報告書等と発表で説明。高校卒業ルートは数学・外国語各3.3以上など、併願可 |
| 金沢工業大学・情報理工学部等/総合型選抜課外活動型 | 研究・学習による成長を説明。2027年3月高校・中等教育学校卒業見込みが対象、併願可 |
電気通信大学の2027年度要項7ページには「他大学でのスクーリング・セミナー参加」とあります。情報技術に関わるテーマなら、学んだ内容に加え、データの選び方、分析の結果、本人の役割を活動実績報告書へ整理する準備が考えられます。Ⅱ類は3分間のPR動画などを提出し、書類選考後に発表と面接・口頭試問があります。
東京電機大学理工学部は、一次の課題・活動報告書等と、二次のプレゼンテーション・面接で評価します。高校卒業による出願は数学・外国語の成績が各3.3以上必要です。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C、英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修条件があり、理数科や工業・総合・情報等の学科は別の科目条件を確認してください。
金沢工業大学の課外活動型は、調査書、エントリーシートと15分間の面談で総合評価します。学習で成長した点、夢中になった活動、志望学科で学ぶ理由を、実験の具体例と結びつけて伝える方法があります。
以上は2027年度要項を使った準備の比較例で、参加や資格に一律加点が付くという説明ではありません。実際の提出期限までの成果を整理し、それ以降の研究は翌年度以降の受験も見据えて続けましょう。
早めの実績づくりで名門理系大学へ
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。高校生プログラムの選考とは別の大学入試の実績です。資格、本人の研究成果、基礎学力を高校1・2年から育てれば、名門理系大学も目標にできます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで科学探究を推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。対象となる企画の検討から、関連する数学・物理・情報・英語の学習、応募時に伝える関心の整理まで支援を受けられます。
活動後は、共同実験の中の本人の役割を確かめ、分析や図表を見直し、追加で検証したい問いへ発展させます。志望理由書では、実験で分かったことと残った課題を、大学で学ぶ内容につなげることが大切です。発表や口頭試問では、式や処理の意味、条件を変えた理由も説明できるように備えます。
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