大学の授業を継続して受けると、自分が学びたい分野の問いや調べ方を知る機会になります。鎌倉女子大学の高大連携授業聴講は、県立高校の3年生が大学の授業を聴く制度です。授業の内容を本人の疑問や調査へ結びつけることが、推薦・総合型選抜の準備になります。
県立高校3年生の女子が対象。各期15回
2026年度の案内は、県立高校・県立中等教育学校後期課程の3年生の女子を対象としています。募集は若干名で、原則として1科目につき1人です。対象科目や時間割、手続きは高校の担当者を通じて確認する仕組みです。
春学期は4月10日〜7月30日、秋学期は9月25日〜2027年1月29日が授業期間です。各科目は15回で、15回目に定期試験を行う場合、その回は聴講対象外です。全ての科目が同じ曜日に行われるという意味ではありません。
高校の学習と大学への通学を両立し、継続して授業を聴く計画が必要です。2026年の条件を翌年度へそのまま当てはめず、新しい案内も確かめましょう。
聴講は、大学の単位を修得する制度とは異なる
この制度では、成績評価や単位の付与はありません。受講料は無料ですが、交通費や教材費などは本人の負担です。大学の授業を先に学べることと、入学後の単位認定は区別する必要があります。
同じように、聴講歴が推薦の出願資格や固定加点になると考えることもできません。推薦で伝えるなら、本人が何を理解し、さらに何を調べたかが重要です。
例えば、授業で知った地域や子どもに関する課題を、複数の行政資料で読み比べる探究が考えられます。学校と相談し、無理のない範囲で問いを絞り、資料から分かることと分からないことを整理しましょう。これは本人が発展させる例で、大学の指定課題ではありません。
資格と継続学習を、本人の考察へつなぐ
英検の学習から外国語の資料へ、統計検定の知識から調査の比較へつなげる方法があります。ニュース時事能力検定で社会の背景を学び直す準備も考えられます。
資格で学んだ知識、授業の説明、自分で調べた内容を結びつけることが目標です。授業中の疑問、追加で読んだ資料、考えが変わった理由をノートへ残すと、志望理由や面接の説明が具体的になります。
2026年秋学期の最後まで学んだ成果は、同年9月の出願へ遡って提出できません。高校1・2年生は、利用できる学年になるまでの基礎学習と、自分の受験年度の予定を合わせて考えましょう。
学習を推薦で伝えられる大学3校の比較
| 大学・2027年度方式 | 本人の学びの伝え方 | 主な出願・選考条件 |
|---|---|---|
| ICU教養学部・総合型英語外部試験利用 | 継続活動と、関心を深めた小論文 | 全体4.1以上、所定英語スコア、第一志望・入学確約、書類・面接 |
| 慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部AO | 課題への取り組みと大学での学習計画 | 高校卒業等、日本語または英語の学習能力、第一志望・入学確約 |
| APU・活動アピール方式 | 活動から得た成長と成果、資格 | 国内学生の資格、高校卒業等、優れた活動等、書類・オンライン面接 |
ICUの2027年度要項は、自己活動歴として「少なくとも2、3週間以上」の教科外活動を対象としています。短い講習や旅行だけでこの条件を満たすという意味ではありません。以前から続けた活動と受講後の取り組みを分け、本人の継続した学びを示す準備が必要です。
英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。全体4.1以上、2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通や小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、志望理由・学習計画や本人の活動資料などの書類選考後に面接があります。客観的に志願者を知る2人の評価者が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。大学で学ぶ理由を、本人が調べ、試し、考え直した経験から説明することが大切です。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
APUの2027年度国内学生入試は日本国籍保持者・永住者が対象です。活動アピール方式では、高校卒業等、志望学部への関心・学修意欲、中学卒業以降の優れた活動等が求められます。一次は書類、二次は約20分のオンライン個人面接で、「活動を通じた成長および成果」などを評価します。日本語基準の1回生入試に、出願条件となる英語スコアの指定はありません。英語基準は言語要件が別です。
出典:APU・2027年度総合型選抜要項3・7・16〜18ページ
受講名に頼らず、本人の役割、工夫、結果、残った問いを資料へまとめましょう。上記は2027年度方式を使った比較例で、受講への一律加点を示すものではありません。ICU・SFCの該当出願は2026年9月に終了しています。出願後に行った活動を以前の実績とせず、高校1・2年生は自分の受験年度と提出期限から準備することが必要です。
資格とデータ分析から、理系推薦にも進路を広げる
地域やことばの課題を数値で考えたい人は、統計検定や情報系資格の知識を、自分の集計・可視化へ発展させる方法があります。単に資格を並べず、対象や条件をそろえて比較し、結果の限界も説明できるようにしましょう。
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは受験者4人・合格者2人で、実質倍率2.00倍でした。今回の講座の選考倍率とは別の、大学入試の実績です。情報・数理への関心が深まった場合は、資格、本人の分析や制作、数学・英語の基礎を組み合わせ、名門理系大学を推薦で目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、継続した聴講を推薦の実績へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。参加できる制度、資格と基礎学力、本人が深めたい問いを整理し、早期の準備を支えます。
受講後は、授業ノートと追加調査を見直し、比較・分析・考察を含む報告へ発展させます。志望理由書では大学で学ぶ必要性を本人の経験から説明し、面接では、知識をどの場面で使ったか、残った課題は何かを伝える練習を重ねます。
大学の授業を聴いた経験に、本人の問いと考察を重ねる対策です。オンラインで資格、探究、書類・面接まで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


