自治医科大学医学部では、一部の都道府県の出願者を対象に総合型選抜と学校推薦型選抜を実施しています。総合型選抜は栃木県・山梨県・山口県・佐賀県・富山県、学校推薦型選抜は富山県だけが対象です。どちらも出願要件に「合格した時に必ず入学を確約できる者」とあり、合格したら自治医科大学に入学することが前提の方式です。
2027年度入学者向け/公式情報確認日:2026年10月3日

自治医科大学医学部は専願?併願できる?
結論:総合型選抜と学校推薦型選抜は、合格時の入学確約が出願要件の専願の方式です。他大学に出願すること自体は妨げられていませんが、自治医科大学に合格した場合は入学することになります。
医学部の出願資格には「合格した時に入学を確約できる者」とあり、要項は、これが他大学との併願を妨げるものではなく、併願していても合否判定に影響はないと説明しています。つまり、他大学の入試を受けることはできますが、自治医科大学に合格したら入学する前提です。複数の都道府県に出願すると、その年度の受験資格を失います。総合型選抜や学校推薦型選抜の結果を受けて一般選抜にも出願する場合は、同じ都道府県からしか出願できません。
- できる:他大学の入試にも出願すること、総合型選抜や学校推薦型選抜の結果を受けて同じ都道府県から一般選抜に出願すること
- できない:自治医科大学に合格した後に他大学を選ぶこと、複数の都道府県から出願すること
- 注意:卒業後は、出願した都道府県の「キャリア形成プログラム」に基づき、知事の意見を聴いて指定される公立病院などに一定期間勤務することを確約する必要があります。
自治医科大学医学部の推薦・総合型選抜と方式別対策
総合型選抜|評定4.0以上・数学と英語の記述式検査
実施するのは栃木県・山梨県・山口県・佐賀県(各県2名)と富山県(1名)です。出願要件は、合格したら必ず入学を確約できることと、調査書の全体の学習成績の状況が4.0以上であることです。2027年度の出願は10月14日〜10月20日(17時必着)に受け付けます。
選考は2段階です。まず出願書類による書類選考があり、11月13日に結果が発表されます。書類選考の合格者は、11月18日に自治医科大学で基礎学力検査と面接試験を受けます。基礎学力検査は記述式で、数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Aの全範囲、数学Bの数列、数学Cのベクトルと平面上の曲線・複素数平面)と英語が各60分・100点です。面接は、都道府県と大学でそれぞれ10〜15分程度の個人面接として行われ、12月1日に最終合格が発表されます。
総合型選抜のスキルパス戦略
基礎学力検査は数学Ⅲまでを含む記述式なので、一般選抜と同じレベルの数学の準備が必要です。答えだけでなく、途中の式や考え方を採点者に伝わる形で書く練習が重要です。面接は都道府県と大学の両方で行われるため、出願する都道府県の地域医療に関わりたい理由を、具体的に話せるようにすることが大切です。
- 数学Ⅲまでの記述問題を60分で解き、答案の書き方を添削してもらう
- 英語の長文読解と英作文を、60分の試験時間に合わせて練習する
- 出願する都道府県の医療の課題を調べ、そこで働きたい理由を整理する
学校推薦型選抜|富山県のみ・高校長の推薦が必要
実施するのは富山県だけで、募集人員は1名です。推薦要件は、高校長が責任をもって推薦でき、合格したら必ず入学を確約できること、2026年3月から2027年3月までに高校を卒業した人または卒業見込みの人であること、調査書の全体の学習成績の状況が4.0以上であることです。推薦人数は1つの高校につき1名と定められています。
出願期間は11月1日〜11月7日(17時必着)です。その後の書類選考、11月18日の基礎学力検査と面接試験、12月1日の合格発表は、総合型選抜と同じ日程で示されています。入学手続は2027年2月25日と3月12日に、出願地の都道府県庁の入試担当課で本人が行います。
学校推薦型選抜のスキルパス戦略
推薦は1つの高校から1名なので、校内選考を通る必要があります。評定4.0以上という条件に加え、地域医療に取り組む意思を早い段階から高校の先生に伝えておくことが有効です。基礎学力検査と面接の内容は総合型選抜と同じため、数学と英語の記述対策を並行して進める必要があります。
- 校内選考の時期と基準を、担任や進路指導の先生に早めに確認する
- 地域医療に関わる活動や見学の経験を、面接で話せる形にまとめる
- 一般選抜も視野に入れ、数学と英語の記述対策を続ける
自治医科大学医学部を軸にした推薦併願校の選び方
自治医科大学の総合型選抜と学校推薦型選抜は、合格したら入学する前提の方式です。他大学の医学部も受ける場合は、自治医科大学に合格すると入学が決まる点を踏まえ、各大学の出願期間と合格発表日を並べて計画を立てる必要があります。
比較したい私立大学3校
獨協医科大学は、自治医科大学と同じ栃木県にある医科大学で、医学部と看護学部をもっています。埼玉医科大学は埼玉県毛呂山町にある医科大学で、医学部と保健医療学部があります。東京医科大学は東京都新宿区にある医科大学で、医学部の医学科と看護学科があります。いずれも推薦・総合型選抜の併願条件は、各大学の要項で確かめる必要があります。
推薦・総合型選抜でさらに狙える大学
順天堂大学は、医学部のほかに保健医療学部や医療看護学部など、医療系の学部を幅広くもつ大学です。自治医科大学の方式と組み合わせる場合は、自治医科大学に合格すると入学が決まる点を踏まえ、順天堂大学の方式の併願条件と日程を要項で確かめることが大切です。
総合型×理系×併願
複数大学を狙う最適戦略
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03複数大学を効果的に併願
出願時期・選考方式・必要書類を踏まえて、最適な併願プランを設計します。
第一志望を軸に、実績を生かせる大学を併願。大学ごとの出願条件・日程・評価内容を踏まえ、受験校と対策を一緒に決めます。
無料受験相談で戦略を相談する併願対策で共通化できる準備・大学別に必要な準備
医学部の推薦・総合型選抜では、数学と英語の学力、医師を目指す理由、面接での受け答えが、多くの大学で共通して問われます。一方で、自治医科大学では卒業後に出願した都道府県で勤務することが前提のため、地域医療への考えを具体的に話せる準備が欠かせません。
- 共通化できる準備:数学と英語の記述対策、医師を志望する理由の整理、面接の受け答えの練習
- 大学別に必要な準備:出願する都道府県の地域医療への理解、卒業後の勤務への考え、都道府県面接への準備
- 出願前に確認すること:入学確約の条件、出願できる都道府県、試験日、合格発表日、入学手続日
AI時代の推薦入試では、資格と実績が重要
整った志望理由書だけでは、自分が何を学び、何を成し遂げたかは伝わりません。資格の取得、研究や制作の成果、その過程を本人が説明できることが重要です。生成AIで文章を整えやすくなった今だからこそ、実際に取り組んだ経験と成果に説得力があります。
資格・探究・地域医療に関わる活動の実績を早めに作り、医学部で学びたい理由につなげることが、推薦併願の対策になります。
スキルパスが推薦・総合型選抜の併願に強い理由
スキルパスは、理系大学院講師を中心に、資格取得、探究・研究、志望理由書、小論文、面接・口頭試問まで一貫して指導しています。各大学の評価項目を確認し、一つの実績を複数の学部でどう伝えるかまで対策できます。
スキルパスのカリキュラムなら、記述式の数学・英語の対策から志望理由の整理、面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも取り組めます。
スキルパスの第一志望合格実績や併願の実績は、合格実績ページをご覧ください。
よくある質問
第一志望でも他大学を受けられますか?
受けられます。要項は、入学確約の条件が他大学との併願を妨げるものではないと説明しています。ただし、自治医科大学に合格した場合は入学することが前提です。
どの都道府県から総合型選抜に出願できますか?
総合型選抜は栃木県・山梨県・山口県・佐賀県・富山県、学校推薦型選抜は富山県で実施されます。出願できる都道府県は「出願する都道府県の選択」の決まりに基づいて決まるため、要項で確かめる必要があります。
総合型選抜で不合格でも一般選抜を受けられますか?
受けられます。総合型選抜や学校推薦型選抜の結果を受けて一般選抜に出願する場合は、同じ都道府県から出願します。
いつから準備するのがよいですか?
評定4.0以上の条件と数学Ⅲまでの記述式検査を考えると、高校1・2年からの準備が理想です。高校3年からの場合は、まず出願できる都道府県と評定の条件を確かめ、数学と英語の記述対策に集中することが大切です。
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