地域の商品を考え、値段や伝え方を工夫し、実際のお客様に届ける。長野県商業教育研究会と松本大学が連携する「マーケティング塾・デパートゆにっと」は、商業の学習を実践へつなげる機会です。資格で学んだ知識と、商品開発・販売で本人が判断したことを結びつける対策が、推薦・総合型選抜の準備になります。
マーケティング塾から合同販売会へ
主催団体の2026年8月4日付の第5回マーケティング塾の報告では、販売会に向けた価格設定、金銭授受、接客マナーの学習が紹介されています。9月27日付の第7回の記事は総括として掲載されています。販売に向けた準備から、活動を振り返る段階へ進む流れがあります。
第13回デパートゆにっとの開催通知には、2026年8月28〜30日、井上百貨店アイシティ21での開催が案内されています。28日は準備日で、販売は29・30日です。主催は長野県商業教育研究会、松本大学は共催に名を連ねています。
通知には長野商業、松代、小諸義塾、諏訪実業、飯田OIDE長姫、穂高商業の各高校と、松本大学の支援会「ゆにまる」が記載されています。全国の高校生が個人で自由に申し込む講座としては案内されていません。在籍校の先生に参加機会や担当できる活動を確認してください。
出典:長野県商業教育研究会・第5回マーケティング塾・第7回マーケティング塾・第13回デパートゆにっと開催案内
売上と、本人の工夫を区別する
開催通知は、商品を宣伝する方法や販売マナーを学び、販売中に直面する課題への改善策を探究する場と位置付けています。大学入試で伝えるときは、班全体の売上に加え、自分が調べたこと、提案したこと、変更した理由を残しましょう。
例えば価格を検討したなら、原材料などの費用をどう把握したか、利益と買いやすさをどう考えたかを説明できます。宣伝を担当したなら、誰に何を伝えるか、表示を変えた理由、お客様の反応から考えたことが材料になります。
思い付いた案、実際に試した方法、結果を受けて直した点を記録することが大切です。売上が増えても、天候、来場者数、販売時間など他の条件が違えば、自分の工夫だけの効果とは言い切れません。
簿記・情報・統計の学習との組み合わせ
簿記を学んで原価や収益を理解し、実際の活動の数字と比べる方法があります。全商の情報処理やITパスポートの学習は、データの整理や情報の扱いを考える基礎になります。統計検定で学ぶ人数・割合・ばらつきの見方を、販売記録の分析へ生かすこともできます。
例えば時間帯別に売れた個数を整理したなら、売り切れで販売できなかった時間や、商品ごとの販売可能数も記録すると比較しやすくなります。これは本人が発展させる分析の例で、プログラムの共通必須課題ではありません。
資格の級は志望方式に合わせて選びましょう。日商簿記1級が条件となる大学もあれば、日商簿記2級やITパスポートなどを使える方式もあります。資格を取ったことと、その知識を現場で使って考えた経験の両方を説明できる準備が役立ちます。
資格と活動から考える大学3校
| 大学・2027年度方式 | 活動とのつながり | 主な条件 |
|---|---|---|
| 滋賀大学経済学部・資格・検定型 | 収支の検討と簿記の知識を面接へ | 日商簿記1級等、卒業時期、入学確約 |
| 名古屋学院大学データ経営学科・情報・商業系資格重視入試 | 商業・情報資格と本人の分析を志望理由へ | 対象資格の取得時期、合格時必入学 |
| 電気通信大学Ⅱ類・総合型選抜 | 情報技術を用いた本人の分析・制作 | 現役等、入学確約、活動資料・発表 |
滋賀大学の資格・検定型は日商簿記1級などの対象資格が必要です。2025年4月〜2027年3月に高校卒業等の資格を満たす人が対象で、合格時の入学確約も求められます。共通テストを課さず、志望理由書・活動報告書等に基づく個人面接で総合評価するため、資格の学習と実践で考えたことを関連付ける準備が考えられます。
名古屋学院大学の同方式は日商簿記2級、ITパスポートなどが対象です。高校在学中等の取得が条件で、既卒者等は2024年4月1日以降の取得に限られます。高校卒業者・卒業見込み等が対象で、合格したら必ず入学する専願制です。データ経営学科では志望理由書20点、取得資格40点、面接40点で評価します。
電気通信大学Ⅱ類を考えるなら、商業活動への参加だけではなく、本人が用いた解析手法やプログラムなど情報技術に関わる成果が必要です。2027年3月卒業見込み等と合格時の入学確約が条件で、活動実績報告書や3分以内のPR動画等、書類選考後の発表・面接・口頭試問に備えます。販売の感想だけを理工系研究として扱わず、本人の技術的な問いまで深めましょう。
高校1・2年からの準備
以上は2027年度の比較例です。各方式は2026年9月に出願を終えており、締切後の総括や研究成果を以前の実績として提出することはできません。資格の取得期間と本人の受験年度を合わせ、早い学年から準備を進めましょう。
理系を考える場合、2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験4人・合格2人で実質2.00倍でした。資格、本人の探究、数学・理科の基礎を育てれば、こうした大学も目標にできます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの資格・探究・推薦対策
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方を熟知しています。学習する資格の選択から、活動の記録、本人が担当した分析、大学別の書類・面接まで対策を受けられます。
販売活動で疑問を持ったことを整理し、費用やデータの意味を確かめ、次に試す改善案へつなげます。志望理由書では、実践で見えた限界を大学で何を学びたいかへ結び付け、面接では数字の根拠や本人の判断を説明する練習ができます。
商業の実践を、資格と本人の考察で裏付けられた実績へ育てる対策です。オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


