山梨大学の「ミラせん」は、教えることや子どもの学びを考える高校生向けセミナーです。理科や数学、情報の得意分野がある人も、専門の知識を子どもにどう伝えたいかを考える機会になります。受講で得た問いを教材づくりや探究へ発展させると、教員を志す理由も具体的になります。
ミラせん(高校生のためのミライの先生セミナー)で学べることと参加条件
2026年は6月7日、7月12日、8月9日、9月20日、10月11日の全5回。県内外の高校生が対象で、甲府キャンパスでの対面とオンラインを同時に行う形式です。全回の継続受講を勧めていますが、1回だけの参加も可能で、修了証は実施回ごとに授与されます。
各回は大学教員の講義と、現職教員・大学生の体験発表、参加者との意見交流で構成されています。申込は各回の期間に行う方式で、2026年の日程は終了しています。次年度の日程は公表後の案内で確認しましょう。
子どものネット利用、ICTを使った授業、特別支援教育など、教職を具体的に考えられる内容です。例えば第3回では、ICTやクラウドツールを使い、学校の学びがどう変わるかを体験する講義が設定されていました。
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
受講記録には、講師の説明の要約だけでなく、自分の考えが変わった場面を残しましょう。例えばICTの講義から、理科の実験結果をグラフにすると、子どもはどの点を理解しやすくなるのかという問いを持てます。
Pythonで測定値を可視化し、表だけの場合とグラフの場合の説明を比べる教材も一例です。教職の学び、自分で試した工夫、そこから残った課題までつながると、志望理由書や面接で経験を説明しやすくなります。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
数学検定や統計検定の学習は、教材の数式やデータを正しく扱う練習につながります。物理・化学・生物の検定で学んだ内容を、実験の安全性や観察方法の説明へ生かすことも考えられます。
資格名を増やすだけでなく、学んだ知識を使ってどんな教材を改善したかを示しましょう。修了証、取得した資格、制作物を対応させると、得意分野と教職への関心が伝わります。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 経験を生かす方向 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 山梨大学教育学部理科・推薦ⅠA | 教職理解と理科教材の探究 | 現役等、全体3.5・数学理科各4.0、推薦と入学確約 |
| 横浜国立大学教育学部・専門領域枠 | セミナーの学びと専門への関心 | 受講等の証明、全体3.5、入学確約 |
| 宇都宮大学共同教育学部理科・総合型A一般 | 自然科学の活動と教えること | 現役等、概評B、活動発表、入学確約 |
山梨大学教育学部の学校推薦型選抜Ⅰ・A教科別推薦では、教職への意欲や、小論文・面接、申告書などを総合して判定します。2027年度要項39ページ(PDF43頁)の「多面的・総合的な評価のための申告書」へ、講座で考えたことと自分の活動をつなげて整理する方法が考えられます。
理科教育系は全体評定3.5以上に加え、数学・理科がそれぞれ4.0以上。2026年度中の卒業・卒業見込み等、学校長推薦、合格時の入学と入学前教育の受講確約も必要です。各系1校1人の推薦で、小論文と面接を課し、共通テストは不要です。
出典:山梨大学・2027年度要項15〜16・39〜40ページ
横浜国立大学教育学部の総合型選抜では、専門領域枠の出願条件に、全国の教員養成系大学・学部や教育委員会の教職セミナー等への参加、または教職コース等の履修・単位修得があります。受講等を証明する資料も必要です。理科・技術など、自分が学びたい専門領域に合わせて活動を整理しましょう。
高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、全体評定3.5以上、教員志望、入学確約が必要です。高大接続活動等の書類と小論文による一次選抜の後、個人面接があります。共通テストは課しません。地域教員希望枠は活動・就職希望に別の条件があります。
宇都宮大学共同教育学部の理科分野では、総合型選抜A(一般)で自然科学の活動を発表できます。2027年3月卒業見込み等、合格時の入学確約、学習成績概評B以上が必要です。講義レポートと、理科の活動報告書に基づく発表・面接で、知識や考え方、教えることへの関心を評価します。共通テストは不要です。
出典:宇都宮大学・2027年度要項24〜25・36〜37ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、横浜国立大学教育学部自然・生活系教育コース技術専門領域の総合型選抜(専門領域枠)は、受験者11人・合格者6人で実質倍率1.83倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、目指す教科や教育上の関心に合わせ、資格学習と教材・探究の計画を考えます。ICTに関心があるなら、プログラミングの基礎から、子どもが使いやすい表示や説明を考える制作へ進めます。
ミラせんでの気付きを振り返り、本人が取り組んだ範囲と成果を整理したうえで、大学別の志望理由書や活動資料を準備します。小論文では教育の課題と自分の経験を結び付け、面接では教材の工夫や限界を自分の言葉で説明する練習を重ねます。教職セミナーの経験を、専門性と実践のある受験対策へつなげる支援です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


