一つのテーマを、物理学、文学、国際関係などの異なる視点から考えてみたい高校生に、ICUの「Global Challenge Forum」があります。2026年夏は大学の一般教育科目をもとに、議論と探究、ポスター発表に取り組む3泊4日の企画でした。参加で生まれた問いを、その後の自主研究へ発展させることが、推薦・総合型選抜の準備につながります。
高校生がキャンパスの寮に泊まり、4日間学ぶ
2026 Summerは8月5〜8日に開催されました。対象は高校生、予定定員は30人。文系・理系の履修区分を問わず、異なる分野を学べる内容です。
プログラム参加費は無料ですが、宿泊費43,000円に朝食・夕食代が含まれ、大学までの交通費などは参加者負担です。全日程への参加、保護者の承諾、授業外課題が出された場合の取り組みも条件でした。
申込多数の場合は、申込フォームの内容で選考します。同じ学校から複数の申し込みがある場合も、多様性の観点から選考することがあります。2026年度の実施は終了しており、次回の実施・募集条件は大学の新しい案内を確認してください。
出典:ICU・Global Challenge Forum 2026 Summer募集案内
講義を聞き、仲間と考え、ポスターで発表
テーマは「ポストヒューマン時代への挑戦〜人間とは何か〜」。物理学、文学・日本研究、国際関係学などの教員による講義を受け、ICU生や教員と議論を重ねる構成でした。
グループワークでは、自分の考えを伝え、他の参加者の意見も踏まえて問いを深めます。最終日は各グループがテーマを考え、ポスターセッションを行いました。他の人の意見を聞いて、自分の考えをどう修正したかも、残しておきたい学習記録です。
例えば、人間とコンピューターの関係に関心を持ったなら、技術の仕組みと、利用する人や社会の問題を分けて調べる方法があります。講義中の説明、グループの結論、本人が追加で考えたことを区別すると、その後の探究を進めやすくなります。
資格と継続的な調査で、関心を具体化する
英検や英語の外部試験の学習は、海外の資料を読み、自分の見解を整理する基礎になります。情報技術への関心があれば、ITパスポートでシステムや情報社会を学び、統計検定で比較・集計の方法を確かめることも一案です。
例えば、AIの利用に関する公開調査を読み比べ、調査対象や質問の違いが結果にどう関係するかを考える方法があります。Pythonで図表を作る場合も、数値の出典と分析方法を示しましょう。
資格、講義で得た知識、本人が続けた調査を結びつけることが大切です。体験後も問いを追い、資料を読み直した記録を残せば、大学で何を学ぶ必要があるかを説明しやすくなります。
探究の方向に合わせて考えたい大学3校
| 大学・方式 | 活動の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| ICU・教養学部/総合型選抜英語外部試験利用 | 継続活動と小論文で関心を説明。全体4.1以上、英語公式スコア、第一志望・入学確約などが必要 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の探究を活動資料と学習計画へ。高校卒業等の資格、第一志望・合格時入学確約が必要 |
| 上智大学・総合グローバル学部/公募推薦 | 国際的課題への関心を課題や面接へ。原則現役等、全体4.0以上、外国語基準、学校長推薦、入学確約が必要 |
ICUの2027年度要項6ページには「自己活動歴と自己分析」の説明があります。対象は少なくとも2・3週間以上の教科外活動で、4日間の参加だけで済ませず、継続した自主研究などを整理する必要があります。
英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等、全体4.1以上、過去に同大学の総合型選抜へ出願していないことが条件です。2024年10月1日以降に受験した所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文などを提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは本人の志望理由・学習計画や活動資料を書類で選考し、その後に面接を行います。志願者を客観的に知る2人の評価者による評価も必要で、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年4月・9月入学)8・10・18〜20ページ
上智大学総合グローバル学部の公募推薦では、英検準1級など所定の外国語基準も必要です。自己推薦書に加え、指定図書と本人の研究テーマを関連づける課題、小論文の学科試問、面接へ備えます。授業で知った言葉を並べるだけでなく、本人がどの資料を読み、どう考えたかを伝えましょう。
出典:上智大学・2027年度公募推薦要項4〜6・8・13・16ページ
2027年度要項は今後の準備の比較例で、方式ごとに出願時期が異なります。修了や資格に一律加点が付くという説明ではありません。今後の成果を過去の出願時点の実績にせず、実際の提出期限と受験年度を確認して準備することが必要です。
数理・情報への関心が広がれば理系推薦も
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。ICUや高校生プログラムの倍率とは別の実績です。本人の関心が情報・理数分野へ広がるなら、資格、探究・制作、基礎学力を高校1・2年から育て、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで学びを大学別の推薦対策へ
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。プログラムへの応募を考える段階から、本人の関心と必要な学習、活動後に調べたい問いを整理できます。
参加後は、議論で変化した考えや調査記録を見直し、資料の比較、データの分析、本人の報告へ発展させます。その成果を志望理由書、小論文、発表・面接で説明できるように準備することが大切です。
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