関西学院大学の千刈キャンプで開催する「探究キャンプ」は、中学生・高校生が探究の進め方を学ぶ宿泊型プログラムです。2026年は、取り組みの段階に応じた基礎編と応用編が用意されました。
自分の探究を専門家の助言で深め、資格・調査・発表を組み合わせて推薦対策につなげましょう。参加したことに加え、その後に本人が何を確かめ、どのように考えを更新したかが、活動を伝える材料になります。
基礎編は1泊2日、応用編は2泊3日
2026年の基礎編は7月31日〜8月1日、応用編は7月31日〜8月2日に、兵庫県三田市の関西学院千刈キャンプで開催されました。募集案内の生徒参加費は、基礎編9,800円、応用編15,700円で、宿泊・所定の食事等を含む設定でした。現在、2026年度分は終了しています。
基礎編は探究を始めたばかりの人や、これから始める人向け。応用編は、自分の探究を振り返り、さらに深めたい人や、研究に必要な学び方・伝え方を身につけたい人に向けて案内されています。
大学の教員や大学院生等から助言を受け、自分の活動を説明したり、他校の生徒と交流したりする機会があります。募集画像には、大学教員・高校教員による講義や個別指導、関西学院大学の学部生・大学院生によるサポートも示されています。
同じページにある教員向け「探究研修」とは別です。翌年度の対象、募集日程、費用、参加条件は新しい案内で確認してください。
出典:関西学院大学千刈キャンプ・2026探究シリーズ・中高生向け探究キャンプ2026募集案内
キャンプ前後の変化を、本人の探究として残す
参加前には、自分の研究テーマ、まだ分からないこと、試した方法、困っている点を短くまとめておきましょう。助言を受けた後は、問いをどう絞ったか、方法をなぜ変えたか、どの根拠を追加したかを記録できます。
例えば地域の交通に関心があるなら、公開されている時刻表や人口データを比べ、移動しやすさを調べる方法が考えられます。統計検定で学ぶデータの比較、プログラミングによる集計・可視化を組み合わせる対策もあります。
ただし、これは本人が取り組む研究の例であり、キャンプの共通課題として決められている内容ではありません。物理や生物の探究なら、その分野の検定学習や学校での実験記録を生かす方法も考えられます。
助言の内容を紹介するだけで終わらず、本人が調べ、試し、考え直した結果を残すことが重要です。共同研究では、班全体の成果と自分の役割も分けてください。
探究成果から目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 探究経験との接続 | 主な条件・準備 |
|---|---|---|
| 関西学院大学工学部・探究評価型 | 本人の探究と発表実績を成果物で示す | 入学確約、英語資格または成績、理系履修条件 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 本人の分析・制作をレポートと動画へ | 現役等、入学確約、数学・情報CBT |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 学習・探究を活動報告、課題、発表へ | 数学・外国語3.3、課程別の履修条件 |
キャンプ参加だけで、これらの入試の出願資格や一定の加点を得るという意味ではありません。本人の研究成果を、希望する方式の条件・提出資料へ結び付けて考えましょう。
関西学院の探究評価型は過程を重視
2027年度の探究評価型では、高校入学後に授業や正課外活動で探究に取り組み、校内発表会、合同発表会、大会・コンテスト等で発表した実績が必要です。発表の規模やレベルは問いません。高校既卒者も対象に含まれますが、合格した場合は関西学院大学への入学が条件です。
工学部等の理系学部では、指定する英語4技能資格のCEFR A2以上、または所定期間の全体の学習成績3.5以上が必要です。数学・英語・理科の履修条件もあるため、科目選択の段階から確認してください。
例えば情報工学課程では、数学Ⅲを含む指定数学、英語は原則15単位以上に加え、「物理基礎と物理」「化学基礎と化学」「生物基礎と生物」のいずれかの履修が必要です。数学A・B・Cの範囲や理数科目への読み替え等は要項の表に従います。
要項は探究の「過程を重視した評価」を示しています。一次は探究の成果物等による書類審査、工学部の二次は口頭試問を含む面接です。問いを立てた理由、選んだ方法、結果の解釈、助言を受けて改善した点を説明する準備につなげましょう。
出典:関西学院大学2027年度探究評価型要項1〜6ページ・総合型選抜共通要項
参加・研究・発表・出願の順番を考える
関西学院の2027年度出願は2026年9月1〜8日でした。7〜8月のキャンプ後に研究を続ける場合も、出願までに得た成果と、その後の計画を区別する必要があります。キャンプで発表条件を満たしたかどうかも、実際の活動内容に基づいて確認してください。
電気通信大学Ⅰ類は2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等に備え、共通テストは課しません。
東京電機大学理工学部AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要で、事前課題、活動報告、発表・面接等で選考します。他大学との併願も可能です。両大学も9月上旬出願のため、高校1・2年生から継続して探究を進める計画が考えられます。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
早期準備で理系推薦の選択肢を広げる
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格、本人の研究、数学・理科の基礎を早くから育て、条件と倍率が合う方式を比較する。探究を継続する時間を確保することで、名門理系大学を推薦で目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで応募・資格・探究・面接まで対策
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。参加機会と受験時期の整理、基礎学習、本人の探究、成果物、志望理由書、面接まで支えます。
参加前には相談したい問いと手元の記録を整理し、参加後は助言を踏まえた検証計画を考えます。資格で学んだ内容を分析に使い、本人が作った図や調査記録をまとめ、研究の工夫と大学で深めたい問いを説明する練習へつなげます。
体験を受験の一項目で終わらせず、本人が考え続けた探究として伝える対策です。オンラインで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


