神奈川工科大学の「身近な食の安全」は、食品と微生物について講義・実習・データ整理を2日間で学ぶ高大連携講座です。協定高校等の生徒が、大学の設備で実習し、身近な食品への理解を深められます。受講から生まれた問いに、生物・化学・統計の学習や自分の調査を組み合わせると、理系の総合型選抜・公募推薦へ向けた実績づくりを考えられます。
身近な食の安全で学べることと参加条件
2026年度は4月以降、高校と大学が日程を相談して実施する案内です。対象は協定を結ぶ高校・中等教育学校の生徒で、大学へ通え、2日間とも出席できることが条件です。高校の授業の一環としての実施も相談できます。
1日目は食品に関わる微生物や実習方法の講義を受け、大学の設備で実習に取り組みます。2日目は観察した菌の数から食品中の量を計算し、データを整理する内容です。観察、計算、まとめまで経験できることが、この講座の特徴です。
申込は学校経由で、公印を押した受講申込書をまとめて提出します。受講は無料で、交通費・昼食代は自己負担です。講座後約1か月を目安に高校ごとに振り返りレポートを提出し、成果認定後に修了証書が授与されます。12月19日の受講成果発表会は、都合が合えば参加できる計画です。
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば、実習で得た数値を比べるときに、食品や観察条件の違いが結果へどう影響するかを考える活動が挙げられます。大学での指導内容と、自分で調べた文献を分け、結果から言えることと、さらに確かめたいことを整理する方法です。
数値を出した後に、何を根拠に解釈したかまで残すことが大切です。自分の担当、計算の考え方、予想との違い、先生の助言で見直した点を記録しましょう。食品の表示や衛生管理について公開情報を調べるなど、受講後の探究も考えられます。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
生物検定・化学検定に向けた基礎学習は、微生物や食品を理解する土台になります。統計検定で学ぶばらつきの見方を使い、得られたデータを表計算やPythonで可視化する方法もあります。資格の名前に加え、講座で学んだことへどう使ったかを説明できると、志望分野とのつながりが具体的になります。
以下の3大学の2027年度方式は2026年9月に出願を終えています。出願後の実習や12月の発表を、出願時点の実績にはできません。2027年度要項は方式比較の例として使い、これからの受講・探究は主に翌年度以降の出願へ生かしましょう。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 食の学びを生かす方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 神奈川工科大学・探究活動発表方式 | 観察・計算から考察までの過程 | 専願、活動報告、発表・面接 |
| 筑波大学・生物学類 AC入試 | 生物への疑問を追う継続的な活動 | 活動期間、経過資料、面接・口述 |
| 東京電機大学・理工学部 AO | 生命分野の調査とデータ分析 | 評定・履修、事前課題、発表 |
神奈川工科大学の2027年度探究活動発表方式は、合格した場合に必ず入学する専願制です。工学部・情報学部と管理栄養学科で実施され、探究の分野自体は限定されていません。要項43ページは「課題発見から分析・考察に至るプロセス」を重視すると説明しています。観察した結果、比較した条件、考察の根拠が、その説明に生かせます。
活動発表・面接50%、活動報告書20%、書類30%で評価します。面接約20分のうち発表は約7分。学科別の選抜方針に合わせた資料と、内定後の課題提出も必要です。
出典:2027年度探究活動発表方式要項42〜49ページ(PDF1〜8頁)
筑波大学の2027年度AC入試要項5ページ(PDF5頁)は、継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するとしています。生命環境学群生物学類の求める活動に合わせ、食品と微生物への疑問を調べ、実験で得たデータと文献を比較して考察した過程を説明する方法が考えられます。
対象は最近2年間またはそれ以上にわたる活動です。受講の前後を含め、自分が取り組んできた過程を整理しましょう。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、共通テストは不要です。自己推薦書・活動経過報告書・根拠資料等による一次選考の後、面接・口述試験があります。
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、京都工芸繊維大学工芸科学部・応用生物学域応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、食への関心を起点に、生物・化学の基礎学習、統計や情報の資格、資料調査を組み合わせられます。実習後は、本人が扱ったデータの整理、図表の作成、結果と考察を分けた記録まで、研究を伝える準備を支援します。
大学別の志望理由では、食品に関心を持ったきっかけ、実習で生まれた疑問、さらに学びたい専門分野を結び付けます。発表・口頭試問では、計算の意味や比較の限界を自分の言葉で説明する練習もできます。食品の観察を、大学で深めたい問いと、その根拠を持つ実績へ育てることが目標です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


